ラダックではいくつかのNGOが活動していますが、その中でももっとも中心的な役割を果たしているのが、LEDeG(Ladakh Ecological Development Group)です。ラダックの伝統的な社会や文化と調和した、エコロジカルかつ持続可能な開発・発展を促進することを目的としたNGOです。
LEDeGの本部は、レーのメインバザールからチャンスパ方面に行く道の手前を右折し、警察署を通り過ぎた後に左折すると現れる池のほとりにあります。
LEDeGでは、山間の村々にソーラーパネルや小型水力発電機による発電設備を設置したり、太陽熱で調理することのできるソーラークッカーや冬でも野菜を育てられるグリーンハウスなどの提供を支援したりしています。また、化学肥料や農薬を使わない伝統的な農法の啓蒙や、農村の女性たちが作る手工芸品を販売して女性たちが自給自足的に現金収入を得ることができるようにするなど、その活動内容は多岐に渡ります。
LEDeG本部にあるクラフトショップでは、前述の農村の女性たちが作った手工芸品が販売されています。手織のパシュミナショールやヤクや羊毛のニット製品などは、素朴で味わいがあり、メインバザールで売られているものとは異なるよさがあります。また、LEDeGオリジナルのTシャツなどは、僕の目から見てもなかなかセンスのいいデザインです。
このクラフトショップ、人とはちょっと違ったラダック土産を買いたいと考えている方は、一度足を運んでみる価値はあると思います。そしてその時に、LEDeGのスタッフたちが一生懸命取り組んでいる活動にも思いを馳せていただけるとうれしいです。
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