以前にも一度お知らせした、昨年末にザンスカールのプクタル近辺の川の上流で起こった大規模な土砂崩れ災害の続報が、少し前に入ってきました。
現場では大量の土砂が川をせき止めたことにより、長さ15キロにもわたる天然ダム湖ができてしまい、もしこれが一気に決壊したら、下流域(ザンスカールの中心部から、ラダックのチリンやニンムに至るまで)の村々に壊滅的な被害が及ぶのでは‥‥と懸念されていました。
その後、厳寒期のザンスカールの山奥で非常に困難な作業が続けられていましたが、3月末の段階で、天然ダム湖の水を少しずつ放出するための水路が掘られ、現在は排水の様子を見守っている状況だそうです。こちらの記事に、ある程度詳しい情報が掲載されています。
有効な手が打てないまま、雪解けの時期を迎えてしまったらいったいどうなるのだろう‥‥と本当に心配していたのですが、とりあえず最悪の状況は回避できそうなので、よかったですね。今後も引き続き、関連情報をチェックしていこうと思います。
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