2024年夏のラダック・ザンスカール・ルプシュツアー、参加者募集中!

ひと呼吸、おいてみる

写真は、マナリ方面からスピティへと至る途中にある標高4551メートルの峠、クンザム・ラにあるチョルテン。

2月末にバングラデシュから戻ってきて以来、文字通り、目が回るほど忙しい日々を過ごしています。7月に出す予定の、僕が企画と編集を担当している新しい本の制作が、よりによって他社案件が毎年一番忙しくなる春先に重なってしまって‥‥。去年からずっと、この時期にだけは重ならないように動いてきたのですが、版元など周囲の事情で、結局もろにぶつかってしまったという次第です。まあ、それでもやるしかないというのが、フリーランサーの宿命ですが。

世間ではゴールデンウイークが近づき、ラダックも旅行者が少しずつ訪れはじめる頃ですね。日本でも、雑誌「BRUTUS」の旅特集でパンゴン・ツォが紹介されたり(別のページに僕の名前がものっすごくちっちゃく載ってましたが、笑)、夏のカーラチャクラ灌頂に行くとはりきってる著名人の方々も結構いたりして、昔に比べるとラダックも少しは日本で知られてきたのかな、と思います。

僕も周囲の人から「今年はいつラダックに行くんですか?」とよく聞かれます。確かに、毎年のように行ってましたからね‥‥。でも今年は、仕事として取材を依頼されたりしないかぎり、個人的な動機でラダックに行くことはないと思います。

別にラダックに飽き飽きしたとか、そういうことではありません。ただ、このあたりで、ひと呼吸おいてみた方がいいんじゃないかと、直感的に感じたんですよね。何となく今までのやり方のままで惰性で通い続けていても、自分が思い描くその先には踏み出せないのではないかと。ここでひと区切りつけておくことで、自分の中にあるいろんな思いや考えが整理されて、また新たな気持でラダックと向き合うことができるのでは、と思ったんです。

だから今年の夏は、ちょっと違う場所で、違う風にあたってこようと思います。ラダックに負けず劣らず、かなり涼しげな場所ですが(笑)。

その一方で、今作っている新しい本の中にも、僕自身の文章と写真によるページは少し載せさせていただく予定ですし、それ以外にも水面下で試みているラダック絡みのたくらみが、いくつかあります。またそれらがおひろめできることになれば、あらためてお知らせさせていただきます。

まずは目の前の仕事を、一つひとつ‥‥。

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