上の写真は、友人パドマ・ドルジェの奥さんと、今年7月に生まれたばかりの娘さんです。みんな、元気にしているかなあ‥‥。
今日は、ラダックでは大晦日にあたります。明日はロサル(正月)。いつもの年なら、今夜からしばらくの間はお祭りムード一色で、あちこちの家にお呼ばれしてはどんちゃん騒ぎが繰り広げられるのですが、今年は夏に起こった洪水の犠牲者を悼むために、そういったお祝い的なことはやらないそうです。ラダックの人々にとって、ロサルは一年のうちでもっとも大きな行事なのですが、今回ばかりは仕方ないですね。
ラダックには今、厳しい冬が訪れています。洪水で家を失った人々が住むためのシェルターの建設は、残念ながらあまりはかどっていないようです。チョグラムサルを中心としたレー近郊の被災者には救援物資が比較的行き渡っているそうですが、地方の村で家や畑を失った人々には、そうした救援物資が届いていない場合もあるとか。これから2月頃にかけてラダックではさらに寒さが厳しくなり、食料も不足しがちになるので心配です。
ラダックの人々はロサルの時、今年の不幸な出来事が流れ去って、来年は幸せが訪れますように、という祈りを捧げると聞いたことがあります。今年は本当に、悲しい出来事が多すぎました‥‥。これから復興が進んで、パドマの娘さんのような小さな子供たちも安心して暮らせるようになるといいのですが。
NGOジュレー・ラダックが呼びかけている復興支援の義援金は、現在も募集を続けています。ご協力のほど、よろしくお願い致します。
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