Days in Ladakh

ラダックとコロナ禍

世界各国でパンデミックを引き起こし、いまだに収束の兆候を見せない新型コロナウイルス。インドでは、春先に実施された長期間のロックダウンの甲斐なく、累計の感染者数は550万人を突破。累計の死者数も9万人近くに達しています(もしロックダウンをしていなかったら、さらにひどいことになっていたと思いますが)。爆発的な感染拡大が起こっているのは主に大都市と膨大な人口を抱える一部の州のようですが、ラダックもコロナ禍と無縁ではいられない状況です。

ラダック連邦直轄領内で、現時点で陽性と判明して隔離されている人の数は、1000人を突破しました。回復して退院する人もそれなりにいるのですが、レーやカルギルでは日に数十名単位で新たな感染者が見つかっていて、隔離される人の総数がじわじわ増え続けています。累計の死者数も、50名に達しています。ラダックはインドの中でも僻地中の僻地で、各地の医療設備も脆弱なため、依然として心配な事態がずっと続いています。外部の人間が旅行などの目的でラダックを訪れることは、当面はほぼ無理な状況です。

旅行用ガイドブックの著者として、あるいはグループツアーのガイドとしての立場で何か言うなら、「今はまだ大変な状況が続いていますが、いつか状況が好転したら、きっとまたラダックに行けるようになるので、それまで待ちましょう!」みたいなこちら側目線のコメントを発すべきなのかもしれませんが、今の自分の心境としては、正直そんなことは二の次三の次でいいから、とにかくラダックの人々が一人でも多く無事に、この厄介な災厄を切り抜けてくれたら、と祈るような気持でいます。

旅よりも大切なことは、世の中に、たくさんありますから。今はとにかく、お互い、無事でいられますように。

One thought on “ラダックとコロナ禍

  1. 渡辺 和子

    私もラダックを愛する一人です。はやく行ける日が来るといいですね。ラダックの皆さんの安全をお祈りしています。

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