Trek

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ザンスカールからラダックへ(前編)

9月初旬、ザンスカールでの取材の仕事を終えた僕は、ザンラの村に移動し、そこからトレッキングでラダックまで戻ってくることにしました。ザンラでは、以前チャダルの時にもお世話になったザンラ王家の末裔の方々が住むザンラ・カルに泊めていただきました。カルザン君、どうもありがとう。 写真の男の子とは、ザンラ・カルの近くで出会いました。「写真を撮って!」というので、パチリ。

カルナクの旅(4):ダト〜ディブリン

ダトの近くの湿原で幕営した夜は、このトレッキングで初めてぐっすり眠ることができました。翌朝はひさしぶりによく晴れた、気持のいい朝。出発してしばらく歩いていくと、谷が開け、見渡すかぎりの平原が広がっていました。 二時間歩いても、三時間歩いても、周囲の風景はまったく変わっていないように思えてきます。僕はカメラバッグを担いで、ひーこら言いながら歩いているのですが、メメレはいつものように自分専用の馬にまた […]

カルナクの旅(3):ツォクラ〜ダト

増水した川に行手を阻まれた翌日、僕たちは午前5時に起きて、空が白んでくるのと同時に出発しました。早朝から午前中にかけての時間帯は、川の水量が比較的少なくなるからです。怖がる馬たちをなだめながら、どうにか渡り切ることに成功。でも、ほっとしている暇はありません。この日は、今回の旅の中でも一番難しい行程だからです。 早足で先を急いでいると、やがて、岩と岩の裂け目の下に川が流れている場所が現れました。裂け […]

カルナクの旅(2):シャン・スムド〜ツォクラ

カルナク地方を往くトレッキングは、8月4日の早朝からスタートしました。初日は、マルカ谷のトレッキングの終点だったシャン・スムドを出発し、標高5130メートルの峠、ゴンマル・ラの少し手前にある小さなキャンプサイトで幕営。夜は激しい雷雨に見舞われましたが、翌朝にはどうにか天候も回復しました。 二日目は、ゴンマル・ラを越えてニマリンまで下り、そこから標高6400メートルの高山カン・ヤツェを目指してひたす […]

カルナクの旅(1):メンバー&基本情報

・カルマ・ダゲイ チョグラムサル在住のチベット人、70歳のメメレ(じいさん)。以前カルナクを旅した経験があるということで、今回、ホースマンとして協力してもらうことになりました。馬を扱う腕は‥‥イマイチ(途中で何度「ノノ! ヘルプミー!」と言われて馬を引く手伝いをしたことか)。料理の腕は‥‥さらにイマイチ(「料理? ノノ、お前が作れ」と言われた)。あわて者でおっちょこちょいで、トホホな思いをさせられ […]

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