Days in Ladakh

歩いた道に思いを馳せて

7月25日から8月1日までの8日間をかけて取り組んでいた、スピティのキッバルからラダックのツォ・モリリ湖畔のコルゾクまでのトレッキングを終え、今日の朝、レーに到着しました。体調はまったく問題なく、元気です。いつものようにノルブリンカGHに投宿しましたが、デチェンたちと話していると、東京の自分の家にいるより落ち着きますね(笑)。

スピティからツォ・モリリまでのトレッキングは、本当に何から何まですべてがうまくいった、幸運な旅になりました。今回のルートは、標高が5300メートルを越える上に北側に巨大な氷河を抱える峠、パラン・ラをはじめ、その氷河から流れ出る川を渡渉しなければならないノルブ・スムドなど、いくつかの難所があったのですが、ルートに精通したチッチム村出身のガイドのカルザン・リンチェンとドンキーマンのカルザン・ドルジェの二人、そして二頭のロバにも助けられ、そうした難所も問題なく切り抜けることができました。天候はほぼ毎日快晴で、照りつける日射しがあまりにも暑かったので、ちょっとは曇ってくれないかと念じたほどです。毎日7、8時間も歩き続ける道程でしたが、苦労したかいあって、この世のものとは思えないほど美しい世界を、たくさん見せてもらえたと思います。

僕の場合、トレッキングのたびにいつもそうなのですが、最初から最後まで歩き通したことに対する達成感のようなものは、ほとんど感じません。それは僕のトレッキングがアウトドアスポーツとしてのものではなく、歩いてしか行くことができない世界に行って、そこでしか見れないものを見届けたい、という思いからきているものだからかもしれません。今回のトレッキングでも「こんな険しい、でも美しい道程を、遠い昔からスピティとラダックの人たちは、交易や生活の道として行き来していたのか……」という感慨を、何よりも強く、骨身に沁みて感じました。その感触には、きっと意味があると個人的には思っています。

この後、ラダックには8月16日まで滞在して、それから帰国の途につく予定です。去年と今年の取材の成果、いくつかの形で、そしてできるだけいい形でお見せできるように努力しますので、もうしばらくお待ちを。

3 thoughts on “歩いた道に思いを馳せて

  1. 霧のまち

    トレッキングの完遂 おめでとうございます。
    晴れ渡ったラダックの風景は 泣きたいほど美しい
    のではないでしょうか。
    天気にも恵まれてよかったですね。
    日本の自宅よりも寛げるって いいですね?。
    新しい写真や 情報、楽しみに待っています。

  2. marco

    ラダックはいつか行きたい場所でしたが、3idiotsを見てロケ地がラダックとこちらのブログにあり訪問を決意。情報に感謝!8/22から3週間位の予定で、パンゴンツォとランチョスクール見学以外はのんびりする予定です。残念なのはもう少し早ければ、山本さんや、ダライ・ラマ法王にお会いできたかもということです。

  3. yama_taka

    >霧のまちさん
    コメントありがとうございます。今回の写真、なるべくいい形でみなさんにお見せできるように頑張りたいと思います。
    >marcoさん
    コメントありがとうございます。のんびり過ごされるのも、ラダックという土地を知るいい方法だと思いますよ。

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