午後、東西線に乗って早稲田へ。太田亨さんのザンスカール写真展を観に行く。たぶん二十年くらい前の、夏のザンスカールの写真を中心にした構成。今はなかなか見られない風景や人々の様子が記録されていて、興味深かった。ご挨拶していこうかな‥‥と思ってはいたのだが、パネルの調整でかなりお忙しくされていたようだったので、結局そのまま退出。ヘタレだな、僕は(苦笑)。
どこかで晩飯を食べようと思って、ぶらぶらと高田馬場まで歩いていく。しかしこの界隈は‥‥何でこんなに、インド料理屋が多いのか。これから二カ月もインドに行くというのに、インドカレーを食ってる場合じゃない(笑)。今の季節にふさわしい和食を‥‥ということで、早稲田通りからちょっと脇に入ったところにある、一軒のうなぎ屋さんに入る。老夫婦が切り盛りしている、地味だけど落ち着けるお店。うな重に肝吸いとお新香がついて、二千円もしなかったのだが、すばらしくうまかった。こんな風にちゃんとしたうなぎを食べたのは、本当にひさしぶりだ。
ニッポンの夏、うなぎの夏。ごちそうさまでした。