不精者

終日、部屋で仕事。これから書く予定の原稿のプロットを練る。プロットはあらかたできたけど、とりあえず一日寝かせておくことに。

こうして家で仕事をしていると、他のいろいろなことが、とかく億劫になってくる。夕方、近所の中華料理屋に晩飯を食べに行こうと思い立ったものの、そもそも外出着に着替えるのすらメンドクサイ。で、今日は、部屋着のユニクロのスウェット上下とフリースの上着に、そのまんまグラミチのパンツとナイロンのパーカを着て出かけてしまうことにした。いや、ほら、外寒いし。外見は別に変じゃないし。

‥‥不精、ここに極まれり。ま、部屋着のスウェットのまま行かなかっただけ、ましか。

勇気という武器

午後、広尾で開催されたジュレーラダックのイベントに顔を出す。去年のスタディツアーやファームステイプログラムに参加した方々からの報告があったのだが、自分とはまた違った目線でラダックを捉えていたのが面白かった。このことは、あとでDays in Ladakhの方に書こうかな。

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昨日の夜は、僕もご多分に漏れず、アジアカップの日本対カタール戦を観ていた。後半に一人退場になった上に失点してリードを奪われた時は、正直、「こりゃダメだ」とあきらめそうになった。まさか、それから同点に追いつくどころか、90分間が終わってしまう前に逆転するとは‥‥。カタールのテレビ局に取材された自分を誇りに思う(笑)。

もちろん、反省材料は山ほどある。中盤で不用意にボールを失って危険なカウンターを食らう場面が目立ったし、オフサイド崩れでの失点、不用意にイエローをもらっての退場、セットプレー時の壁の配置ミスによる失点‥‥。相手に圧倒的なホームアドバンテージがあったにせよ、チームの実力差を考えれば、もっと楽に勝ち切らなければいけない相手だった。

それでも、見ているこちらの心までへし折れそうな逆境を、ピッチ上の選手たちが跳ね返すことができたのは、ザッケローニ監督が試合後のインタビューで語っていたように、彼らが勇気という最後の武器を持っていたからだと思う。まるで少年マンガの主人公の決め台詞みたいだけど(笑)、僕にはそうとしか形容できない。

この代表チームは、これからもっと成長する。少なくとも、戦う気持を失わないということでは、僕らを裏切らないはずだ。いい時も悪い時も、長い目で見守っていければと思う。

いい予感

午後、西荻窪のどんぐり舎で打ち合わせ。今年の前半に作る予定のIT系の本で、共同執筆をお願いしようと思っている知人のライターの方と。

構成案についてあれこれ話をしていると、僕一人の引き出しには入っていなかったアイデアが、相手から次々と出てくるので面白い。アイデアのマッシュアップというか。何となく、いい本が作れそうな予感がしてきた。

帰りに吉祥寺に寄り道してぶらついていると、去年ラダックで酷使してボロボロになったのと同じ型で色違いのキーンのトレッキングシューズが、五千円ほど値引きされて売られていた。この型が履きやすいのはわかっていたし、どのみち買い替えなければならないと思っていたから、すかさずゲット。

今日はツイてる、ような気がする(笑)。

半歩前進

昨日の夜はプレゼン二件のプレッシャーから解放され(笑)、泥のように眠った。明日の打ち合わせの準備をして、夕方、歯医者へ。こちらの治療も大詰めで、来週末にはようやく仮歯を卒業できることになった。やれやれ。

夜、昨日プレゼンをした出版社のうちの一社からメール。社内の新刊会議の俎上に上げて検討してもらえることになったという。担当の編集者の方も一人ついてくれるそうだ。予想以上に早く企画が動いているので、ちょっとびっくりした。でも、幸先がいい。

とりあえず、半歩前進。ゴールまでの道程は、まだまだ遠いけれど。

カタールのテレビ局

午前中に原宿、午後に赤坂で打ち合わせ。それぞれ別の書籍の新企画のプレゼン。一件でもしんどいのに、一日に二件もプレゼンとは‥‥。まあでも、とりあえず、自分にできることはやった。あとは結果を待つのみ。

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朝、原宿駅近くのサッカーショップの前を歩いていた時、二人のアラブ系の人に「ちょっといいですか?」と呼び止められた。一人はマイクを、一人は小さなビデオカメラを持っている。聞くと、なんとカタールのテレビ局の人らしい。今、カタールではサッカーのアジアカップが開催されているのだが、次の準々決勝で日本とカタールが対戦するので、その試合についての日本人のコメントを撮るために、ここで張り込んでいたのだとか。

「次のカタールとの対戦はどうなると思いますか?」と訊かれたので、「いや、楽勝っすよ」とカルい感じで答えようと思ったが、こんなところで両国間の紛争の火種を蒔く必要もないかと思い直し(笑)、「カタールにとっては完全なホームゲームですから、日本としては難しい試合になると思いますね」と、殊勝な答えをしておいた。

というわけで、VTRがボツにならなければ、僕、まもなくカタールのテレビに登場します(笑)。