午後、九段下で打ち合わせ。ひさしぶりにWeb系の書籍の編集を依頼されたので、著者の方を交えてのキックオフミーティング。
打ち合わせの後の雑談で、僕が昔関わっていたWebデザイン誌の話になった。その雑誌が創刊されたのは、かれこれ十年ほども前。当時は日本でWebデザインが一番熱かった頃で、無名に近い人たちが競い合うように素晴らしいアイデアにあふれたサイトを作り、それが瞬時にWebで喝采を浴びていた時代だった。それがいいか悪いかはともかく、あの頃のWebデザインは、みんなのものだった。
今はもう、Webデザインというと、プロの制作会社が手がける業務というイメージが定着している。件の雑誌も、今は業界の人向けの無機質な内容になってしまった。それは必然の流れだったのかもしれない。
でも、それはもう、僕が好きだったあの頃のWebデザインではないな。