振れ幅

昨日はラダック写真展会場の綱島ポイントウェザーで、「ラダック・オフ会」という初の試みだった。

今回、事前に目立つ形で告知しすぎると会場がパンクしてしまうかも……と思ったので、事前の告知はFacebookとTwitterを中心にして、あまりおおっぴらにはやらないようにしていた。たぶん27、8人くらいかな、それでも会場のキャパ的には結構きつきつかな……と思っていたら、いざ始まってみると、40人近くにも達してしまった。こんなに大勢の方々に集まっていただけたのは、本当にありがたいことだったが……主催者側としては、完全に状況を読み違えてしまった。会場はずっと大混雑状態で、僕自身も受付などに忙殺され、参加者の方々とあまりゆっくり話ができなかったので、そうしたことにがっかりした人もいたかもしれない。読みが甘かった……反省している。

畳や床がほとんど見えないくらい、わいわいとにぎわう会場を、入口近くで缶ビールをすすりながら眺めていると、何だか不思議な気分になった。今の僕は、こんな風にして大勢の人たちと接点と持たせていただいて、みんなとの関わりの中にいさせてもらっている。でも、ほんの3週間前、僕はアラスカの無人島の小屋にいたのだ。他に人間は誰一人おらず、周囲の深い森にいるのは、海鳥とハクトウワシとシカとクマだけだった。

あまりの振れ幅の大きさに、我ながら戸惑っている。

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