朝から午後にかけて、鷹の台で大学案件の取材。1本目と2本目の間に1時間半ほど時間があったので、どこかでおひるを食べようとうろうろ。
去年この町に来た時、確かあのへんに何か‥‥と、うっすらした記憶を頼りに歩いていると、あった。ものすごく古めかしくてこぢんまりとした佇まいの洋食屋。中に入ると、ほぼ満席だったが運よく座れた。お店をやってるご夫婦の応対は、至極淡々とした感じ。店内に流れ続けるゆうゆうワイド。
ハンバーグ定食を注文。小ぶりの煮込みハンバーグが2枚に、目玉焼きとケチャップスパゲティとサラダ、味噌汁、どんぶりごはん。デミグラスソースがちゃんとしてて、すごくおいしい。これでなんと650円だという。すっかり満腹で、午後の取材で眠くならないか心配になってしまった(笑)。
でも最近は、こういう良心的な洋食屋は、東京ではどんどん減っているのではないかと思う。昔、荻窪に住んでいた時によく通っていた洋食屋も、だいぶ前になくなってしまったし。どこに行っても同じようなチェーン店が並んでいるだけの町は、やっぱりつまらない。だから、こういうお店には末長くがんばってほしいと思う。