昼、国立のKunitachi Tea Houseという店でガレットのランチを食べながら、仕事の打ち合わせ。これが本格的に始動するのは来年の春以降になりそうだが、この世にまだ存在しない本のことをあれこれ話し合うのは、とても愉しい。いい本になるといいのだが。
先方のオフィスで午後半ばまで打ち合わせをした後、新宿に出てヨドバシカメラを徘徊。もうすぐ買い替える予定のテレビの現物を下見する。機種はだいたい絞り込めた。あと少しで冬だというのに、うっかりバルミューダのGreen Fanにつられてしまいそうになる。その前に必要なのは、足元暖房のヒーターだろうに。
夜は、新大久保の梁の家という店で飲み会。夏のラダックのヌブラでしばらく一緒に行動した、ジュレーラダックのスタディツアーのメンバーの方々と。この店はひさしぶりだったが、カキのヂョンとポッサムのうまさはさすが。あと、おこげマッコリというのを初めて飲んだ。
夜中に三鷹まで戻ってきて、家までの道程をぶらぶらと歩く。規則正しく並んだ街灯の列の下、しんと静まりかえった住宅街を歩いていると、もう思い出せないほど昔に考えた本の企画を思い出した。午前四時、夜でもなく朝でもない時間に、誰もいない街の風景を撮って、それを写真集にしたら面白いんじゃないか。どうしてだか、そんなことがふいに脳裏に浮かんだのだった。