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ラダックツアーとトークイベントのお知らせ

いきなりですが、お知らせを2つほど。

今年の夏、8月17日(月)から23日(日)頃にかけて、ラダックで催される現地発着ツアーのガイドを務めさせていただくことになりました。日本の旅行会社GNHトラベル&サービスと、サチさんが経営するラダックの現地旅行会社Hidden Himalayaとの共同企画ツアーです。詳細はこちらのサイトにて。

もう1つ、そのツアーの紹介もうっすら兼ねた形で、5月24日(日)の夜に下北沢の書店B&Bにて、ブータン写真家の関健作さんとのトークイベントを開催することになりました。関さんと僕がなぜ異国の地に向かったのか、そこで何に出会い、何を感じ、何が変わったのか、その根っこの部分から掘り起こすようなトークができればと思っています。イベントの申し込みはこちらのサイトにて。

どちらも、もしご都合の合う方がいれば、よろしくお願いします。

「Joni Mitchell the Studio Albums 1968-1979」

Joni Mitchellジョニ・ミッチェルの名前は、ずいぶん昔から知っていた。彼女の曲は今もラジオでよく耳にするし、日本のミュージシャンでも彼女の曲をカバーする人は多い(ものすごく難しいらしいけど)。だからCDを手に入れてまとめてじっくり聴きたいと思っていたのだが、何しろ作品数が多いので、どこから手をつければいいのか迷っていた。

で、去年の暮れだったか、何気なくネットで検索したら、この「Joni Mitchell the Studio Albums 1968-1979」という、全盛期のアルバム10枚組ボックスセットが存在することを知った。しかも、その時のアマゾンでの値段が3254円。この名盤の数々が、1枚あたり325円で手に入るのだ。何だかジョニに対して申し訳ないような気分になったのだが、これを見つけたのも何かの縁だと思い、購入することにした。

ボックスに収められた10枚のアルバムはいずれも紙ジャケ仕様で、CDを頻繁に出し入れしていると傷がつきやすそうだ。僕はiTunesにリッピングして全曲まとめたプレイリストを作り、もっぱらAirPlayでステレオに飛ばして聴いている(iTunes Storeでダウンロード販売もしているが、値段はCDの倍近くする)。静かな夜に、小さな音量でひっそりと彼女の歌を聴くのはとても心地良い。

ジョニ・ミッチェルの音楽について、僕みたいな門外漢が知った風なことを書くのはおこがましいけれど、今の時代に彼女の曲を聴いていても、まったく古さを感じないというか、流行や時代感覚を超越してしまった孤高の音楽性のようなものを感じる。頬を撫でる風のような軽やかさと、暗い水の底に潜っていくような深みと。これからもずっと、多くの人々に聴き継がれていく音楽なのだと思う。

3月末に自宅で倒れているのが発見されて以来、今も入院して治療を受けているというジョニ・ミッチェル。彼女が再び元気な姿を見せてくれることを願って止まない。

自然と人と

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この間、ほんの気まぐれに、Facebookのカバー写真を上の写真に変えた。すると、結構いろんな人からこんな風に聞かれた。

「これ、クマですよね。どうやって撮ったんですか?」
「いや、たまたまこういう場面に居合わせて、普通にそのまま」
「だって‥‥めっちゃ近くないですか、これ?」

この写真を撮った、アラスカのカトマイ国立公園のブルックス・ロッジは、アラスカの他の場所と比べても格段に近い距離で野生のブラウンベアの様子を観察できる場所として知られている。ロッジの敷地や川沿いに設けられている観察用のデッキまでの道などには、トランシーバーを持ったレンジャーが常駐して、人が不用意に近過ぎる距離でクマに遭遇しないように目を光らせている。ロッジを訪れる客も、まず最初にクマに関するレクチャーを受けなければならない。

そうはいっても、ロッジのすぐ近くの湖畔をぶらぶらしてるクマに、こんな風に結構な至近距離で行き合わせる可能性はある。そんな時に感じるのは、自分という存在の脆さ。このクマがほんのちょっと気まぐれを起こせば、僕なんて、簡単にぺしゃんこにされてしまうのだから。

人は、時に傲慢に自然を踏みにじり、取り返しのつかない仕打ちをする。軍の基地のために珊瑚の海を埋め立てるとか。でも、そうして人がこしらえたものは、往々にして長続きはしない。自然の側も、時に台風や地震や津波のように途方もない力で、人に災厄をもたらす。人は自然に対して、どんな風にして向き合っていくべきなのだろう。自然の中で、人は人として生きることを許された存在なのだろうか。

しばらく前から、そんなことを、ぼんやりと考え続けている。

ネパールで地震

今日も穏やかな日和。ほんのちょっと仕事をした後、何をするでもなく部屋でまったり過ごしてたら、ネパールで大きな地震が起こったとの知らせ。歴史的建築物を含む多数の建物が倒壊し、大勢の死者が出ているらしい。エベレストなどの山に入っている登山隊にも雪崩で死者が出ているようだ。

チベットやブータン、ラダックと同じ文化圏にあるヒマラヤの国ということで、僕の知り合いにもネパールに縁のある人が多いのだが、その人たちの心情を考えると、何とも言えない気持になる。自分にとってかけがえのない土地が痛めつけられ、大切な人々が苦しむというのは、つらい。僕も、2010年のラダックの土石流災害の時に同じような思いを味わったから、その気持は痛いほどわかる。

今はただ、救助活動やその後のサポートが少しでもうまくいくように祈りつつ、自分たちにできることを探すしかない。

時計について

今日は、例のApple Watchの発売日だったそうだ。僕の友人にはMacユーザーが多いので、早々とゲットした人もちらほらと。新しいガジェットって気分アガるよね、いいなあ、と思う。ケータイやスマホを持つようになってから腕時計をしなくなった人も、またスタイルが変わってくるのかもしれない。

僕自身は、意外に思われるかもしれないけど、外出する時はほぼ必ず腕時計をつける。そんなにせかせかと時間を気にするたちでもないのだが、まあ、昔から時刻は左手首で確認するのが習慣だったから。高級な腕時計には縁も興味もなくて、ここ数年は、ほぼプロトレックだけを使い続けている。

僕の場合、旅に出る時も割とエクストリームっぽい場所に行くことが多いから、その相棒としてプロトレックは欠かせない。ソーラーで発電できて、方角と高度と気圧が測れるというのは、本当に役に立つ。世の中には結構な数のユーザーがいると思うけど、リアルに標高5500メートルを計測したプロトレックのユーザーって、そうそういないと思う(笑)。

だからApple Watchも、ソーラー発電と気圧&高度計がついたら、ぼちぼち考えてみようかな。まあ、そんなこと言いながら、再来年あたり、しれっと買っちゃってるかもしれないけど(笑)。