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ソーシャルメディアのフワフワ感

終日、部屋で仕事。先週取材した分の原稿も、どうにか形になってきた。明日には推敲して納品できそう。

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ソーシャルメディアというものが世の中に広まってから、しばらく経つ。TwitterやFacebookは、今や個人だけでなく、どこの企業も当然のように使っている。Facebookの模倣に終始しているmixiや早くもしぼみかけてるGoogle+はともかく(苦笑)、ソーシャルメディアは今の社会に不可欠なインフラになったと思う。

僕自身、このブログとTwitterの個人アカウントのほかに、ラダック関係のブログとTwitterとFacebookページを運用している。ほとんど放置気味だけど、mixiもGoogle+もアカウントがある。一応、昔はIT系雑誌の編集者だったので、とりあえずひと通りは手を出しているわけだが(笑)。確かに、自宅で仕事をしながらでも、友人たちと他愛のないやりとりができるのは便利だし、ラダックつながりで、見知らぬ人と思わぬコミュニケーションが生まれることもある。自分の今の生活にも、少なからず影響しているなあと思う。

ただ‥‥どうなんだろう? TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで発する言葉は、とてもフワフワした、心許ないものに感じられる。風に吹かれて飛んでいく、タンポポの綿毛みたいに。手軽なコミュニケーションや情報の拡散には便利だけど、しっかりと届けたい強い言葉を残すには、頼りない感じがしてしまう。ブログは、過去記事がわかりやすい形で残るという点でいくぶんましだけど、それでも軽い存在と感じられる時がしばしばある。

ずっと残したい言葉を、確かな形で届ける。紙の本を作ることの意味は、そういうところにあるのかもしれない、とふと思った。

ジャケ買いフェア

早朝に家を出て、七時過ぎの新幹線で静岡へ。どうにかこうにか取材をやり遂げる。静岡駅まで戻った後、近くの寿司屋で980円の寿司ランチとビールを注文し、一人打ち上げ。朝イチ取材三連チャン、きつかった‥‥。ま、これから土日返上で原稿を超特急で仕上げなければならないんだけど。

都内まで戻って自宅に向かう途中、新宿で途中下車して、本屋をぶらつく。ひさしぶりに紀伊国屋書店の新宿本店に入ると、二階で「ジャケ買いフェア」なるものをやっている。面白そうだなと思って棚を見ていると、なんと「ラダックの風息」が、面出しされてどーんと大量に置かれている。意外な発見に、何だかとても嬉しくなった。

考えてみれば、かれこれ二年半も前に出た本なのに、書店員さんがその存在を憶えていて、こういったフェアのために再び取り寄せてくれているというのは、本当にありがたいことだ。だって、まさか在庫データベースを「ジャケ買い」で検索して見つけているわけではないだろうし(笑)。そんな風にして、いろんな人の記憶の片隅に残る本は幸せだなと思う。

あ、でも、ジャケだけじゃなくて、中身もそんなに悪くないよ(笑)。

本を売り、本を買う

今日は、一念発起。昨日のエントリーにも書いた、置き場のなくなった本や雑誌の処分に着手。

本棚や押し入れの中から、いらなくなった本を選り分けていく。愛着のある本も多いのだが、その一方で、仕事の資料として買ったり送ってこられたりした後、その役割を終えた本も少なからずある。そういう不要なものをまとめていくと、ダンボール箱二つ分になった。うちの近所、五日市街道沿いにあるブックオフまで、ずっしり重い箱を抱えて二往復。ひさびさの肉体労働に、腕の筋肉がぷるぷるする(笑)。買取価格は思ってたよりもよくて、2800円ちょっと。スライド書棚も数十冊分のスペースが空いたので、ほっとひと息。

その後、夕方に新宿で友人と会う約束があって、出かける。新宿に着いて、待ち合わせ時間までちょっと余裕があったので、ジュンク堂にふらっと入って‥‥あれ? どうして新しい本を二冊も手に‥‥?

本を売った金で、本を買う。これじゃ、いつまで経っても抜け出せないな(苦笑)。

増え続ける本

今抱えている仕事の案件が、ほぼ終わりが見えてきたので、今日は割とクルージングモード。メールでの連絡業務の合間に、コーヒーを淹れたり、部屋を掃除したりして過ごす。

今、僕の家での懸案事項は、増え続ける本。圧倒的な収納力を誇っていたはずのスライド書棚も、もうすぐ満杯。寝室の押し入れの中には、すでに本がぎっしり詰まったダンボール箱がいくつも入っている。無理もない。普通に買った本だけでなく、自分が関わった本の見本誌が何冊もまとめて送られてくるのだから。

押し入れにある本や古雑誌から順に、近所のブックオフに持って行かなければ、もうどうしようもないかも‥‥。重いし、メンドクサイしで、気が進まないのだが。誰か助けてくれないかな(苦笑)。

「いちばんわかりやすい電子書籍の本 自分で書く、作る、配る、売る方法」

いちばんわかりやすい電子書籍の本 自分で書く、作る、配る、売る方法
文:山本高樹・栗原亮
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A5判192ページ
ISBN978-4844362098

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