Apple TV

先週末、Apple TVを手に入れた。まだそれほど本格的に使い込んでいるわけではないけれど、これは相当楽しめるガジェットだと思う。

Apple TVとは何なのか、一言で言うと、パソコンのiTunesに蓄積している音楽や写真、動画などのコンテンツを、リビングルームのテレビで気軽に楽しめるようにするための製品だ。本体は非常にコンパクトで、テレビの横にちょこんと置いておいても邪魔にならない。セッティングは、別売のHDMIケーブルをテレビ本体に、電源ケーブルをコンセントにつなぐだけ。ただし自宅にワイヤレス環境がない場合は何かと面倒なので、あらかじめ導入しておいた方がいいと思う。付属のリモコンはイマイチ使い勝手が悪いのだが、iPhone用のアプリのRemoteを使うと、かなり扱いやすくなる。

Apple TVの一番のウリは、iTunes Storeで販売とレンタルが始まった映画コンテンツを楽しめるという点だが、まだまだラインナップは貧弱(特に僕が観たいミニシアター系の映画が少ない)。ただ、今後ラインナップが充実して、テレビドラマの配信などが始まれば、ぐっと面白くなるだろう。iPhotoライブラリに蓄積しているラダックの膨大な写真をテレビで楽しめるのは、個人的に嬉しいポイント。あと、今ちょっとハマっているのはYouTube。あらかじめパソコンで探して適当に登録しておいた動画をテレビの大画面でだらだら観ていると、あっという間に時が過ぎる。Apple TV廃人になりそうだ‥‥(笑)。

この間テレビを買い替えた時は、せっかくだから映画を見るためのBDプレーヤも導入しようかと思っていたのだが、今はApple TVがあれば、もう他のものは必要ないなという気がしている。これだけいろいろ楽しめるガジェットが、8800円で手に入るとは、すごい時代になったものだ‥‥。さて、今週末は何の映画をレンタルしようかな(笑)。

企画書の書き方

今日は祭日だというのに、ぽっかりと予定が空いてしまった。買い物に行くとか、自転車に乗って遠出するとか、あれこれ思案してみたのだが、結局、新しい本の企画書を書くということに落ち着いた。‥‥仕事じゃん(笑)。

僕が本を書く時は、出版社から企画を依頼されて書く場合と、自分で企画書を作って出版社に持ち込む場合とが半々くらい。本を出せることが確約されている前者に比べて、後者は相手の編集者との相性次第。イチかバチかのプレゼンをするのは、さすがにシビれる。でも、あらためて思い返してみると、自分が企画を持ち込む時は、そんなに悪くない勝率で採用してもらえているような気がする。

僕の企画書の書き方は、とりたてて特別なテクニックは使っていない。それはどういう本なのか、伝えたいことは何なのか、どんな読者をイメージしていて、類書とは何が違うのか‥‥といった基本的な事柄を筋道を立てて説明していって、最終的に「この本は面白いです!」という説得につなげる。数字やデータは、説得材料として有効に使えるものがあれば挿入する時もあるけど、ターゲットマッピングなどの図解はほとんど使わない。図解やら表やらで無駄にページを重ねるより、すっきりと筋が通った理屈になっていることの方が大事。相手は同じ業界のプロだ。うわべだけのごまかしは効かない。

プレゼンの場で惨めな思いはしたくないから、企画書を仕上げるまでにはじっくり時間をかける。大変なのは大変だけど、書いているうちに、自分の中でアイデアを整理できるというメリットもある。何だかんだで、新しい本の企画書を書くのは、結構愉しい。‥‥特に、それがラダックについての本の企画だったりすると(笑)。

羽田空港からブータンへ

午後、原宿で打ち合わせ。とりあえず、当面の懸案事項がクリアされたので、わかりやすい形で仕事を受けられるようになった。これで、すっきりした気分で年を越せそう。

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昨夜、知人から教えてもらったのだが、来年五月から、羽田空港からの深夜便でブータンに行けるようになるらしい。羽田を22時に出発し、翌朝6時にバンコク着。そこでドゥルクエアに乗り換えて、10時にはパロに到着。会社勤めの人でも、金曜夜に仕事が終わった後に飛べば、土曜の午前中にはブータンに着くのだ。これはかなりすごい。糸井重里さんもほぼ日で反応してるし。

旅の楽しみ方は人それぞれだし、ブータンには一日200ドルの公定料金というルールもあるので、その枠をめいっぱい使って豪遊するという人もいるかもしれない。でも個人的には、せっかくブータンに行くのなら、かの地で暮らす人々のありのままの暮らしに触れてほしいなと思う。たとえば、風の旅行社ではブータンでのホームステイを含むプログラムを催行しているので、興味のある方は問い合わせてみてもいいかも。

まあでも、やっぱり、一日200ドルは高いなあ‥‥(苦笑)。

安曇野の家

夕方、三鷹駅のみどりの窓口に行って、年末年始に安曇野に行くための列車の切符を買う。

僕の実家は岡山なのだが、十数年前に両親が安曇野に小さな別宅を建てて以来、実家の人間たちに会う場所はもっぱら安曇野になった。岡山に比べれば東京から近いし、食べ物もうまいし、それに、自然の美しさは圧倒的だ。海よりも山の近くの方が気分が落ち着くというのは、何というか、そういう性分なのだろうか(笑)。

僕はまだ、あの界隈の山々に登ったことはないのだが、そのうち登ってみたいなとは思う。登山客だらけで渋滞してるような時期には行きたくないけど。まあ、そのうち。

今度の年末年始、安曇野はまた雪景色になるのかな。

仮歯

夕方、歯医者へ。今日の治療は、二年前に治療した部分にかぶせていた義歯を外して、内側の部分を再度治療して薬を埋め込むというもの。

椅子の背もたれを倒され、がしっ、と口を開けた状態で半ば固定され、ウィンウィン、シュゴーッ、とやられ続けること一時間。アゴが疲れて感覚がなくなりかけた頃になって、ようやく終了。この間の散髪と違って、歯医者では考えごととかしてる余裕は微塵もなかった(苦笑)。

治療した部分には今、仮歯が装着されている。今年は、このまま年を越すことになりそう。お餅と一緒に仮歯を飲み込んだりしないように、気をつけねば‥‥。