飛び去っていく時間に

暑い。今日は部屋の窓を開けて網戸にし、サーキュレーターを回している。部屋着は先週あたりから、すでにTシャツと短パン。この調子だと、来月からはエアコンを除湿モードで動かさないと、耐えられなくなるかも。

ついこの間、桜の季節があって、「今年はコロナ禍でちゃんと花見できなかったなあ」と思っていたのに、気がつけばもう夏が目の前に迫っている。今の世の中の嫌な状態を早くやり過ごしたい、一息つける時期が来てほしい、と思っているから、しぜんと時間が早く飛び去っていくように感じるのかもしれない。

……まあ、そう簡単には収束しないだろうな、ということも、薄々わかっているのだが。

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ロバート・ムーア『トレイルズ 「道」と歩くことの哲学』読了。しばらく前に買っていたものをようやく読んだのだが、面白かった。アパラチアン・トレイルをスルーハイクした経験をきっかけに、「トレイルとは、道とは何か?」というそもそものところから、徹底的に掘り起こして文献を調べ、体当たりで取材し、思索を巡らせて書かれた労作。ハイク好きの人には特におすすめ。

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