昼、綱島のポイントウェザーさんへ。マトン・ローガンジョシュのランチカレーセットをいただきつつ、店内で行われている有志の写真家の方々によるネパール写真展を見させていただく。
僕たち人間は、忘れっぽい生き物だ。震災の被害に喘ぐネパールのことも、戦禍に踏みにじられているシリアのことも、ともすると心の中で薄れていってしまう。今回のような写真展は、そうして薄れていきがちな記憶を繋ぎ止めるための役割を果たしているのだと思う。それはもしかすると、募金集めと同じかそれ以上に大切な役割かもしれない。
一番残酷な仕打ちは、苦しみの渦中にいる人たちのことを、忘れてしまうことだから。写真や文章には、そうはさせないための力がある。