慣れない暑さ

昨日の夜はずっと寝付けなくて、結局、朝の五時頃、外がしらじらと明けてくるまで起きていた。昼の間は家で原稿を書いていたのだが、蒸し暑いのとだるいのとで、どうにも調子が上がらず、途中でクーラーをつけて30分ほど昼寝。何だかなあという感じである。

最近、知り合いに会うと「あれ? この季節に日本にいるって、珍しいよね?」と異口同音に言われる。確かに去年までは、今ぐらいの時期はとっくの昔に、ラダックかスピティだ。あっちは標高3500メートルのヒマラヤの世界、湿気や蒸し暑さとは無縁の場所だ。だから、東京のこの慣れない蒸し暑さは、身体にじわじわこたえる。

去年までの僕は、本当に贅沢すぎるくらい贅沢な避暑をしてたんだなあ、とあらためて思う。しかし暑いな今夜も。

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