昼の間、家でタイ関連のゲラチェック。夕方までに一区切りつけて、新宿へ。ラダックの研究をしている文化人類学者の友人、宮坂さんと会う。ひさしぶりに入った陶玄房で、寒ブリの炙り刺や、あん肝ポン酢和え、牛もつと豆腐の味噌煮込などをつつきつつ、よもやま話というか、ほぼ誰にもわからないラダックのマニアックな話で盛り上がる。
宮坂さんとは、かれこれ七年もの付き合いになる。仕事や住んでいる場所の関係で、会うのはほんのたまにだけど、ラダックという大事なものを互いに共有しているという点でも、代え難い友人だ(と僕は勝手に思っている)。考えてみたら、宮坂さんが紹介してくれなかったら、僕はレーのノルブリンカ・ゲストハウスと出会うこともなかったし、僕がラダックで過ごした日々もまったく違ったものになっていただろう。本当に感謝してもしきれないとあらためて思う。
宮坂さんは来年の春から、愛知県にある大学で教鞭を取ることになった。住む場所はさらに離れてしまうけど、そのうち、日本かラダックでまた会えるといいな。