情報は、裏を取らねば

終日、部屋で仕事。夏に取材してきた題材をもとに、来月から再開するWeb連載の原稿を書き進める。

題材にもよるが、僕らのようなライターが原稿を書く時は、いろんな情報を調べながら書き進めることが多い。文献だったり、ネット上の資料だったり、自分で取材して調べた情報や証言だったり。その時、常に注意しなければと心に留めているのが、その情報が本当に正しいかどうか「裏を取る」ということだ。

今の時代、ネットで検索すれば、ウィキペディアなどにまとめられた情報が簡単に手に入る。ところが、そうした情報には、往々にして間違いが含まれている。ライターは間違った情報をうっかりうのみにしないように、複数の情報を突き合わせて、完璧にとまではいかなくても、可能なかぎりミスを避けるようにしなければならない。

日本で一番有名な旅行用ガイドブックとかでさえ、間違った情報(刻々と変化する宿の値段とかではなく、変わりようがない地理や歴史の情報)を載せていて、どうしてこうなった?と思って調べたら、ネット上の誤情報をそのまま拾っていた、という事例もあるので、油断ならない。情報は、裏を取らねば。

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