それは誰の言葉?

夕飯にキャベツとコンビーフを煮ていた時、電話がかかってきた。フレッツ光のお得な料金プランがどーたらこーたら、という電話営業だったのだが、何と言うか、とても失礼な印象の電話だった。

言葉遣いが失礼というのではない。それは割と普通だったのだが、こっちが答えるかどうかのうちに、ダダダーッとものすごい勢いで自分の言いたい情報をしゃべりまくるのだ。まったくもって、あちらの手元に用意されているであろうマニュアル通りに。こっちがどんな反応や言葉を返すのかとか、全然おかまいなしに。

人と話をする業務の発生する仕事には、言葉遣いに関するマニュアルは別にあっていいと思う。編集・校正の仕事で表記統一ルールがあるみたいに。ただ、会話というのはあくまでも、相手に応じた反応があってこそ自然に成り立つものだ。ただただ機械的にしゃべくりまくるためのマニュアルなんて、相手に悪印象しか与えないと思う。

それはいったい、誰の言葉? 相手のことを考えずにマニュアルを読み上げるなら、ペッパー君に任せといた方がよっぽどうまくやってくれるよ。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *