連休中、というより先週アフリカから戻ってきて以来、ほとんどずっと働きづめだったので、今日は丸一日オフ。昼から昭和記念公園に出かける。
今日のお目当ては、満開になっているというコスモスの花と、以前たまたま食べて以来ぞっこんの五浦ハムのハム焼きだったのだが、思いのほか心を掴まれたのは、金木犀の香りだった。西立川の駅を降り立ったとたん、青空の下を吹き渡る風に乗って、何とも言えない爽やかな匂いが漂ってくる。深く呼吸をして吸い込むと、身体の中の澱みがすっかり洗い流されていくような気がする。
公園内を歩いていると、それこそ至るところで金木犀の木々が花を咲かせている。昔、この公園の設計をした人は、秋になるとこんな風に金木犀の香りがたちこめることを想像していたのだろうか。だとしたらその人に、こんな清々しい気持にさせてもらったお礼を言いたいような気がした。