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一年ぶりの高水三山


月イチ恒例、体力維持のための山歩き。今日は高水三山を歩いてみた。一年ぶり、三度目。天候は、どこか春めいた穏やかさ。まずは、軍畑駅からてくてく歩き、登山口から高水山へと登っていく。最近雨が少なかったからか、トレイルも乾いていて歩きやすい。


高水山の山頂の手前にある、常福院。お賽銭を投じて、ちょっと願掛け。家族の健康と、来月のとあることについてなど。近くのベンチに座って、お茶を飲みつつ休憩。人がほとんどいなくて、静かだった。


今日のコースでほぼ唯一眺望が楽しめる、岩茸石山の山頂。高水三山は正直そんなに見晴らしのいいコースではないのだが、トレイルはほどよくナチュラルで歩きやすく、無の境地で歩けるので愉しい。身体や脚は今日も調子良くて、一年前よりもちょっとだけ早い時刻に御嶽駅に着いたので、数分後に来た帰りの列車にすぱっと乗ることができた。

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楊双子『四維街一号に暮らす五人』読了。台中の街に残る日式建築をリノベした女性向けシェアハウスで暮らす、出自も性格もまったく違う四人の下宿人と大家。古い建物ゆえに、どこで誰が何をしてるか筒抜けのプライバシー皆無の家の中で、それぞれに葛藤や孤独を抱えた下宿人たちが、互いの心を少しずつ解きほぐし、通わせていくさまが描かれる。四維街一号と大家にまつわる謎がすべて解き明かされる最終章の「舞台裏」は、この章だけで単一の作品としても成立しそうな、まさに著者入魂の文章で、すっかり惹き込まれた。そして、前作『台湾漫遊鉄道のふたり』と同じく、出てくる台湾の料理がどれも本当においしそうで、読んでいてやっぱりおなかが空く(笑)。

秋晴れの山行


ここしばらく立て込んでいた仕事にもどうにかメドがつき、天気も今日はよさそうだったので、約1カ月ぶりに山歩きへ。前回とコンディションを比較したかったので、あえて同じ陣馬山から高尾山までの縦走コースを選んだ。

聞けば、今年の10月は、日照時間が記録的に短かったのだそうだ。どうりで、曇りや雨の日ばかりだと思った……。

四カ月ぶりの山行


仕事が一時的に落ち着いて、天気もそこまで暑くならなさそうだったので、陣馬山から高尾山までの縦走に出かけた。

日帰り山歩きに出かけるのは、五月に丹沢表尾根縦走をしてきて以来だから、およそ四カ月ぶり。なにせ、今年の夏は六月くらいから、めちゃめちゃ暑くなってしまったので……。山歩きや自転車はもちろん、近所をちょっと出歩くのも暑すぎて、歩行距離が全然稼げなかったから、脚力がどれくらい落ちているか、ちと心配なところではあった。

無になれる時

昨日の丹沢表尾根縦走のような山歩きは、思い返せばずいぶん昔から、断続的にではあるがやっている。

高い山に登るのが好きというわけではない。日本で行くのも、東京近郊の日帰りで歩ける場所ばかり。新規開拓もあまりせず、割とお決まりのルートを歩くことが多い。体力の限界に挑戦するようなしんどい山行より、自然の中を自分のペースでゆったり歩く方が好みだ。

土を踏みしめ、岩を掴み、時に木の幹に触れる。歩いていくうちに、両脚、両手、身体全体の動きとバランスに、神経がくまなく行き届いていく。集中力がほどよく増していく一方で、余計なことを何も考えなくなって、頭の中が、清々しいくらい、ぽっかりと無になる。

たぶん僕は、あの、無になれる感覚が好きなのだ。だから、何だかんだで日帰り山歩きを続けているのかもしれない。

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星野道夫『ゴンベの森へ アフリカ旅日記』読了。チンパンジーの研究と保護に取り組むジェーン・グドール博士とともに、星野さんがタンザニアのゴンベ動物保護区を訪れた、十日間の短い旅の記録。星野さんが撮る写真は、チンパンジーも、現地の人々も、そしてジェーン・グドール博士に対しても、さりげなく、穏やかなまなざしで捉えられている。

〝私たちはある風景に魅かれ、特別な想いを持ち、時にはその一生すら賭けてしまう〟

星野さんにとってアラスカが、ジェーン・グドール博士にとってゴンベの森がそうであったように、僕にとってのラダックも、そういう場所だったのだと思う。

丹沢、春から夏へ


今日は平日休みにして、丹沢表尾根を縦走してきた。何年ぶりだろう?……と思ってこのブログを検索してみたら、2019年以来、6年ぶりだった。コロナ禍の前は、年に一度くらいの頻度で来てたのだが。

すし詰めのバスでヤビツ峠まで移動し、登山口からえっちらおっちら、二ノ塔まで登る。三ノ塔の上から、烏尾山や行者岳、そして塔ノ岳にまで連なる尾根筋を眺めた時、これだー、この風景が見たかったんだ、と何だかすっかり嬉しくなってしまった。


お地蔵さんもお元気そうで。今年のウェアはかなりキマってる感じ。あと、酒のお供物が多すぎ(笑)。

天候は、薄日が時折射す薄曇りといった感じ。直射日光がさほどきつくなかったので助かったが、それでもまあ、暑かった。水を1リットル余分に持って行ったが、それでぎりぎり足りたくらいだった。梅雨に入ったら湿度も上がるし、ここいらを歩くのはさらにしんどくなりそう。秋まで待つか……。


輝くばかりの新緑に覆われた、丹沢の山々。今の季節ならではの風景。驚くほどすぐそばで、ウグイスが高らかに鳴く。

何しろひさしぶりだったので、最後までもつかなと半信半疑だったのだが、割と順調に歩くことができた。今年に入って、一月、二月、四月と山歩きをしていたので、それで足慣らしができていたようだ。大倉尾根の下りで、太腿の筋肉がピリつく寸前くらいまで追い込めたので、今回もいい運動になったと思う。

丹沢表尾根縦走をこれからしてみようかな、と思っている初心者の方へ。三ノ塔から塔ノ岳までの尾根筋では、こまめに休憩を取るようにした方がいいです。急勾配のアップダウンが頻繁にある上、風雨に浸食されて際どくなってる道や鎖場などもあるので、短時間のうちに結構消耗します。名前のついてる場所に来たら、5分か10分座って休んで、心身ともに常に余力を残しておくようにするといいと思います。ご参考までに。