「失礼」についての考察

仕事の打ち合わせや取材の現場などでは、いろんな人と一緒になる。その中には時々、本人は自覚してないんだろうけど、相手にはうっすら「失礼だなあ」と感じさせている人もいる。

たとえば、ある事柄について説明する時、相手の反応にはおかまいなしに、型にはまった話し方で一方的に話し続ける人。そういう人は往々にして、話しっぷりが無駄に芝居がかってたり、その調子で相手を無駄に奉ることで、相手に「こいつ、本心では全然そんなこと思ってないんだろうな」という印象を与えてしまったりする。

「親しげ」なのと「なれなれしい」のを勘違いしている人もいる。ざっくばらんな調子で話すのが悪いわけではないけれど、本心でのリスペクトが欠落してると、細かい言葉の端々にそれがにじんで、相手に伝わってしまうから。

あと、割とよくあるのが、こんなやりとり。相手が本を書いたりテレビに出たりしている人なのに、事前にそれをリサーチしてなくて、「どんな番組に出てるんですか? へー、今度、見てみます」とか言っちゃう人。リサーチしてない段階で失礼だし、知らなかったとしても「それは失礼しました」と言い添えるべきなのに。

まとめると、相手のことを本心からちゃんと尊重していない人、あるいはそのことを相手に真っ当な形で伝えられない人は、実はものすご〜く損してますよ、ということかな。

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