失くしてから気付くこと

朝、温かい布団の中でうとうとしていた時、夢を見た。どこかの台所で、実家の人間たちと食卓を囲んでいる夢。母がいて、妹とその家族がいて、そして父がいる。たぶん、ハヤシライスか何か食べていたのかな。

少し前までは、当たり前だと思っていた光景。でも今は、それがどれだけかけがえのない時間だったか、わかるような気がする。

たぶんそれは、家族との関係に限ったことではないのだろう。友達や仕事仲間と一緒に過ごす時間は、何でもないようであっても、実はとても大切なものなのだと思う。今頃気付くなんて、バカなんじゃねーの、ってことだが。

失くしてから気付くことは、実はとても多い。

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