プロフェッショナルの条件

以前、「プロフェッショナル 仕事の流儀」で松本人志が取り上げられた時、「あなたにとってプロフェッショナルとは何ですか?」という質問に、彼は「素人に圧倒的な力の差を見せつけること」と答えていた。それは至極もっともな定義だと思う。

でも、最近の僕は、プロフェッショナルの条件について、こんな風に感じている。

やるべきことを、きっちりとやれること。

何か、いきなりハードルがものすごく下がったような気もするが(苦笑)、ここのところ、当たり前にやるべきことができていない取引先に遭遇することが多いのだ。再三確認したにもかかわらず、作業スケジュールが何カ月も遅れてしまうとか。依頼内容や使用範囲に比べて、報酬がありえないくらい安いとか。報酬の入金期日が守られないとか。制作中にトラブルが起こっても、まともに連絡もしてこないとか‥‥。

「素人に圧倒的な力の差を見せつける」ことを目指して働こうにも、その前に足元をすくわれてしまったら、こちらとしても、どうしようもない。かといって、「ま、いいか」と妥協してしまったら、自分の仕事をそのレベルにまで貶めてしまうことになる。ほんと、頭が痛い‥‥。

仕事の選り好みをするつもりはないし、相場より安いギャラでも我慢して、〆切もきちんと守る。だから、依頼する側も、当たり前にやるべきことを、ちゃんとやってほしい。ほんと、プロをナメるな、と思う。

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