ラダックで痩せた理由

残暑は厳しいけれど、肌を撫でる風には、どこかひんやりとした秋の気配がある。

終日、部屋でブログの制作。これまでの著作やインタビュー記事を紹介する「Works」のページと、写真のポートフォリオをまとめた「Portfolio」のページ。完成までもっと時間がかかると思っていたが、画像は前のブログのものを流用しても問題ないことがわかったので、ソースコードだけテキストエディタでごりごり書いた。あとは、前のブログでもちまちま更新していた、iPhoneで撮った写真をサイドバーに載せる仕組みを導入したいのだが、あてにしていたプラグインのダウンロードページが消滅している‥‥。しばしお待ちを。

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ラダックから日本に戻ってくるといつも、「痩せましたね。大丈夫ですか?」と言われる。今回も、確かに痩せた。家に体重計がないので正確な数値はわからないけど、腹回りなどはすっかりぜい肉が削げ落ちて、腹筋の両脇、肋骨の下のあたりはぽこっと凹んでしまっている。

たぶん日本の人たちは、僕がラダックで質素な食生活を送っていたから痩せたと思っているのだろう。ま、確かに豪華とはいえないが、メシを食っている量自体は、むしろ日本で暮らしている時より多い。日本では昼と夜の二食だけど、ラダックでは一日三食だし、デチェンがおいしい晩飯を作ってくれる時などは、宿の息子たちよりも多い量をおかわりして食っている。

僕が痩せた理由は単純。トレッキングだ。あの重いカメラバッグを担いで、標高五千メートルの山の中を一日に六、七時間も歩き回っていたら、どんな人でも絶対に痩せる(笑)。結局、ダイエットというのは、「需要」が「供給」を上回れば、誰でも成功するものなのだと思う。

今、痩せたくて痩せたくて仕方がないという方は、ラダックに行って、山の中をさまよい歩いてみてください(笑)。

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