留守番終了

東京の自宅での留守番、三日目。

今朝もゆっくり寝て起きた。冷凍ごはんを温めて、無印のレトルトキーマカレーをかけて、朝昼兼用のごはんに。そしてアイスコーヒーをすすりながら、原稿の続き。

今日は先を書き進めるのではなく、昨日書いた部分の後半を読み返して、あらためて書き直してみる。大きく変えてはいないのだが、急いでた部分、もたついてた部分、それぞれの速度感を調整して、バランスを整えていく感じ。これから長い文章を書くことになるので、全体の基準となるような速度感をつかんでおきたい。半日かけて細かい調整を続けていくうちに、だいぶしっくりくるようになってきた。

夕飯は、スーパーで買ってきたオクラをゆでて辛子酢醤油で和えてよく混ぜ、ごはんの上に納豆とキムチと一緒に載せ、その上に目玉焼きものせた、我流のオクラ丼。夏場はこういうメシがいい。

あと2時間ほどしたら、相方が戻ってくるはず。あっという間の留守番三日間だった。

留守番二日目

東京の自宅での留守番、二日目。

昨日の夜は、ジントニックを3、4杯すすりながらネットを見てるうちに、結構夜更かししてしまった。それでも朝の10時には蒸し暑くて目が覚めてしまったけれど。今日も朝昼兼用にそうめんを作って食べ、アイスコーヒーで脳をしゃっきりさせてから、原稿に取り組む。長さ的には短いが、重要な序章。じりじり、じりじり、少しずつ、言葉の形を削り出していく。

夕方までにきりのいいところまで進めることができた。身支度をして、電車に乗って銀座へ。今は米国で暮らしている友人一家が、ヴィザの再取得のため一時帰国していて、彼らを囲んでの宴に呼んでいただいたのだ。ひさしぶりに会った彼らは、いい意味でまったく変わっていなくて、過ぎ去ったはずの時間さえまるで嘘だったかのように感じた。二人のお子さんもすくすく育っているようで、本当によかった。

そろそろ台風の影響が出始めるのかな。明日も原稿、がんばらねば。

留守番初日

相方は今日から二泊三日で、関西の実家方面に帰省。僕は新しい本の原稿に集中するため、東京に一人で残らせてもらうことになった。

考えてみると、僕が東京で一人で留守番をしてるという状況は、かなりレアだ。僕がどこかよその国に出かけて、相方が留守番をしてくれているという場合はよくあるのだが(というか1年のうち3、4カ月はそうなのだが)、逆のケースはほぼ初めてかもしれない。

原稿は原稿で粛々と取り組むとして、一人で過ごす二日半、何をして謳歌しよう……としばし考える。相方は「ちょっといい肉でも買ってきて、ステーキでも焼けばいいじゃない」と提案してくれて、僕も半分その気になってたのだが、中途半端に高い肉を買って焼いて「まあこんなものかな」と一人合点するより、確実にうまくてがっつり満足できる方がいいと思い直し、豚バラ肉を200グラム買って、たっぷり生姜焼きを作って、もりもり食べた。

ステーキ肉に投資するはずだった予算は、ちょっとお高いブルーチーズを買うのに回した。この後、風呂上がりにジントニックを飲む時のつまみにする。そんなこんなで、ささやかに留守番初日を謳歌していたりする。

少し離れてみる

たぶん来年は、僕はラダックには行かないことになると思う。

理由はいくつかある。今年すでに2回、合計2カ月半近く滞在していたということ。いろいろ問題があって、来年はラダックでツアーガイドの仕事はやらないということ。今の時点で、ラダックで何か撮ったり書いたりしたいと思えるテーマが見当たらないこと。そして、先日から急激に悪化した、カシミール情勢のこと。

もちろん、外部から仕事としてラダックの取材を依頼された場合は即座に検討するし、実際、来年はともかく再来年以降はそういう取材が発生する確率が非常に高いのだが、とりあえず来年はラダックには行かないことになるだろう。……インドの別の地域には、来年もほぼ間違いなく行くことになるんだけど(苦笑)。

ラダックでは今年の初め、もうこれ以上は無理というくらいの取材を徹底的にやり切ったという感触は自分の中にあるので、少し離れてみてもいいのではないかと感じている。しばらくは、その取材の成果を形にする作業に集中して取り組みたい。

あとは、アラスカだな。今年はアラスカに行く時間が取れなかった。来年こそは、あの原野に戻りたい。

山あり谷ありの中で

どうも、2019年という年は僕にとって、異様に浮き沈みの激しい、山あり谷ありな年になってしまっている。

年の初めに割と(かなり?)厳しめの取材をして、どうにか無事切り抜けたと思ったら印パ武力衝突でその後の取材を邪魔されて。去年から準備していた企画を春先から着々と発表していって、ここからアゲアゲだと思ってたら、そこから二度三度とひっくり返され、最終的に全部徒労に終わって。何か致命的なミスをやらかしただろうか、と自分で自分を省みてみたが、どう考えても何から何まで外的要因に振り回されての結果のようなので(苦笑)、自分ではお手上げというか、やれやれとため息をつくしかない。

それでも、以前相方に言われた「見てる人は、ちゃんと見てる。わかる人には、必ずわかる」という言葉がまったくもってその通りだったことは、身をもってしみじみ実感している。どうにもならない理由でしんどい思いをしていた時、僕なんぞに、どれだけたくさんの方々が優しい言葉をかけてくれたことか。本当に心の底から、ありがたいなあと思う。

そうした方々の思いにほんの少しでも報いるためにも、僕はこれから己の全力を賭して、新しい本に取り組む。必ず良い本にしてみせる。それが僕の役割だ、と思う。