スポーツには興味がない

気がつくと、スポーツ観戦というものに、まったく興味がなくなってしまっていた。サッカーにしろ、野球にしろ、テニスに卓球に、もっと言うと夏と冬のオリンピックも、全部。試合中継をテレビなどで観なくなってから、もう何年にもなる気がする。

スポーツそのものが嫌になったのではなく、その周囲を取り巻く、ビジネスや政治のどす黒い部分に、ほとほと嫌気が差したのだ。大会の誘致には姑息な賄賂が蔓延し、国を挙げてのドーピングは後を絶たず、酷使されて壊れた選手は使い捨てられ、メディアは耳ざわりのいい美談だけを世間に垂れ流していく。それらは改善されるどころか、年を追うごとにひどくなっている。

スポーツ観戦が好きな人の趣向を否定する気は毛頭ないし、それでその人の日々の生活にハリが出るならどうぞ楽しんで、と思っているのだが、僕自身に関しては、いや、もう、結構です、というスタンスにさせてもらえれば、と思う。

ワールドカップ、開幕ですか。はあ。どうでもいいや。

サインペン危機一髪

仕事だイベントだ引っ越しだ何だかんだと、最近ばたばたしてるせいで、今日は危うく致命的なミスをやらかすところだった。

夕方、雨が止んだ頃合いを見て、洗濯をしたのだが、洗い終えた洗濯物の中から、なぜかコロリと、黒のサインペンが出てきたのだ。先週金曜のトークイベントの時、お客さんへのサイン対応の際に半袖シャツの胸ポケットにペンを挿したのを忘れたまま、洗濯機に突っ込んでしまったらしい。

ペンによっては、洗濯機の中でインクがあふれて大惨事になっていた可能性もあったが、幸いなことに、洗濯物にはノーダメージ。脱水の時の遠心力でペンのキャップ内でインクが少しあふれていたが、キャップの密封性が高かったおかげで、外にはまったく漏れていなかった。ふう。危ない危ない。

しかしまあ、普通じゃ考えられないようなミスだよなあ……気をつけよう。

松尾 純 写真展「クゼゥゲ・クシュ」ギャラリートーク


以前「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」にもご協力いただいた広島在住の写真家、松尾純さんの写真展「クゼゥゲ・クシュ」が、銀座と大阪のニコンサロンで開催されます。銀座ニコンサロンでは2018年6月20(水)から26日(火)まで、大阪ニコンサロンでは7月19日(木)から25日(水)まで。いずれも日曜は休館日です。

銀座での展示期間中、6月23日(土)14時から、松尾さんご自身が作品について話をするギャラリートークが開催されます。その司会を、僕が担当させていただくことになりました。予約不要、参加費無料でご観覧いただけますので、よかったらぜひお越しください。

旅の記録

今月末の引越しに備えて、不用品の整理を続けている。

押入れにぎっしり詰め込んでいたダンボール箱を一つずつ開け、捨てるものは可燃物と不燃物と資源ごみに分け、それぞれの袋に突っ込んでいく。化石みたいなLANやUSBのケーブルの山が発掘されたり、とっくの昔に処分したと思い込んでたプレステ2が出てきたり(苦笑)。古本屋さんに引き取ってもらう本は、ダンボール4箱分もの量になった。

そんな中、これは捨てられないなあ、と思ったのは、昔の一人旅の日記と、それぞれの旅で撮った主な写真を綴じたアルバム。22歳の時の最初の旅の日記は、リングノートの金具が錆びて粉々になりかけてたので、ジップロックに入れて保管することに。その後の個人的な旅の日記も、ほぼすべて残っている。ぱらぱらめくってみると、我ながら、几帳面に、こまごまと書いてあるなあ、と思う。

アルバムも、たぶんほとんど人に見せたことのないものまで残っている。大半がリコーのコンパクトフィルムカメラ、GR1Sで撮った写真だ。なまじデジタルで管理できないから、昔は写真をセレクトした後、キャビネ判で焼いてもらって、アルバムに綴じていたのだった。今見ると、まあ、ヘタクソだけど(苦笑)。

あの頃の僕の旅では、日記も、写真も、自分のためだけに残していた。ラダックでの長逗留の日々を一冊の本に書いたのをきっかけに、人に伝えることを目的にした旅の文章と写真を手がけるようになったけど、自分の中の根本的な部分は、もしかすると何も変わっていないのかもしれない、とも思う。

かけがえのない、旅の記録。さて、新居のどこに置けばいいだろうか。

「バーフバリ 王の凱旋 完全版」

去年の春、割と何の気なしに「バーフバリ 伝説誕生」を観に行って、文字通りぶったまげて、去年の暮れに「バーフバリ 王の凱旋」を観に行って、文字通り感涙。日本でこんな風にインド映画を堪能できるなんて、と感慨にふけっていたのだが、まさか、今年も半ばにさしかかるまで全国各地の劇場での上映が続き、さらに本国仕様ノーカット版の「バーフバリ 王の凱旋 完全版」まで公開されるとは想像すらしていなかった。なんてこった(ほめてる)。

というわけで、今日の昼、新宿ピカデリーで王の謁見を賜ってきた。いやー、眼福眼福。国際版で省略されていた26分間のシーンが加わると、全体の流れにかなり余裕が出る。激しい立ち回りだけではない、麗しいシーンやお茶目なシーン、ちょっとしたディテールの埋め合わせで、よりどっぷりとマヒシュマティ・ワールドに浸れる作品になっていた。もっとも、アクション主体の小気味よいテンポで楽しめる国際版ならではのよさもあるので、あとは好みの問題だが。

インドから遠く離れた島国まで、こんなにも大勢の観客に愛される作品を届けてくれた関係者の方々に、感謝。バーフバリ、ジャイホー!