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キャベツとコンビーフを煮る

終日、部屋で仕事。今作っている本に収録する情報ページの原稿執筆。ちまちまと調べて確認しながら書かなければならなくて、地味に時間がかかる。こういう作業も本づくりのうち。

昨日ミヤザキさんと会った時、キャベツをコンビーフと一緒に煮るとうまいと教わったので、スーパーでコンビーフを買ってきて、晩飯に作ってみた。キャベツは小玉2分の1くらいをざっくり切り、コンビーフとコンソメキューブと水と一緒に鍋に入れ、ふたをして中弱火で10分くらい。たったこれだけなのだが、びっくりするくらい滋味満点な感じのスープ煮ができあがった。

普段はコンビーフはあまり食べないのだが、こんな便利な調理法があるなら、常備しておこうかなと思う。味もそうだが、手間をかけずにすぐ作れるというのが、自炊をするには何より助かるから。

干上がる言葉

昼、カメラを携えて、井の頭公園へ。今作っている本の解説記事に必要な素材写真の撮影のため。よくある写真だが、なければないで困るので、粛々と撮る。

撮影を終えて三鷹まで戻り、帰りにちょっとだけ寄り道して水中書店に行くと、リトスタのミヤザキ店長とばったり。お店の方を紹介していただき、しばし談笑。こういう静かで居心地のいい古書店に来ると、あれもこれもと目移りするが、ミヤザキさんにひょいと手渡されたコヨーテのアラスカ特集号を一冊買う。

それにしても‥‥ここしばらく、本をまったく読めていない。新しい本の制作に突入するといつもそうなのだが、今回は特に大学案件の繁忙期と重なったこともあって、毎日ひたすら原稿に追われ、キーボードを叩き続けるだけでいっぱいいっぱい。脳みその容量に空きスペースがまったくない(苦笑)。

とはいえ、アウトプットばかり続けていては、言葉もいずれ干上がってしまう。もうちょっと余裕ができたら、一日のうちほんの少しでもソファで本のページをめくる時間を作りたい。そのためには‥‥とにかく今を乗り切らねば。

あと三カ月

昨日は一日休みを取って、リトスタで晩ごはんを食べたりしたのだが、今日は再び仕事に戻る。昼に一本原稿を書き、晩飯に肉じゃがを作って食べてから、夜のうちにもう一本。これで、手元にたまってた大学案件の書き仕事はほぼメドがついた。あとは、今作ってる本の編集作業がいろいろ残っているが‥‥。

今日、何気なく出版社のサイトを見ていたら、今後三カ月間に刊行される予定の新刊のリストの中に、僕が今作っている本のタイトルが載っていた。当たり前といえばそうなのかもしれないが、三カ月後には、この本が無事に書店の店頭に並んでいるようにしなければならない。何のトラブルもなく進めば、たぶん大丈夫だとは思うが、今までもいろいろあったし、この後も何も起こらないとはかぎらない。

あと三カ月。残された時間は多くないな‥‥。

フリーライターとして身を守るための6つのアドバイス

確か一年くらい前に、「フリーライターを目指す人への8つのアドバイス」という記事をこのブログで書いた。自分自身、ライターとしてのスキルは未だにまだまだだし、文章術などについてわかったようなことは何も言えないのだが、フリーの編集者・ライターとしてかろうじて生き延びてきた経験上、仕事の中で自分の身を守る術については、多少の蓄積はあるかもしれない。思い当たることを、いくつか書いてみる。

同じような街ばかり

午後、市ヶ谷で取材。カメラマンさんが警察の検問で怪しまれて、開始時間ギリギリになってようやく到着するというハプニング未遂があったが、取材自体は滞りなく、順調。しかし、オバマが来日するといろいろ大変だ(苦笑)。

帰りの電車で、一つ手前の吉祥寺で下車。確か昨日オープンしたという、新しい駅ビル「キラリナ」をちょっと覗こうと思ったのだが‥‥文字通り、足の踏み場もないくらいの大混雑。ちょろっと通り抜けただけで、早々に退散。

しかし思うのだが‥‥最近、都内にある街並って、どこも同じような顔つきになってしまってる気がする。見た目そっくりのビルに、似たり寄ったりの雰囲気の店、よく見かける商品たち。「こうすれば人気が出る、こうすれば売れる」という風潮に、猫も杓子も右へならえという感じ。そういう街を歩いてても、わくわくしない。

たとえ地味でも、「よそはよそ、ウチはウチ」と、マイペースでやってる店が並んでる街の方が好きだな。