
2026年1月25日(日)夜、下北沢の本屋B&Bで、写真家の竹沢うるまさんとのトークイベント「境界と中心 旅の波間で揺れ動くもの」に登壇します。竹沢さんの新作写真集『Boundary | 中心』と、僕の『流離人のノート』とのW刊行記念トークイベントです。本屋B&Bへの来店参加のほか、配信視聴(アーカイブ配信付き)の形でも参加できます。詳細とお申し込みは下記にて。
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2026年1月25日(日)夜、下北沢の本屋B&Bで、写真家の竹沢うるまさんとのトークイベント「境界と中心 旅の波間で揺れ動くもの」に登壇します。竹沢さんの新作写真集『Boundary | 中心』と、僕の『流離人のノート』とのW刊行記念トークイベントです。本屋B&Bへの来店参加のほか、配信視聴(アーカイブ配信付き)の形でも参加できます。詳細とお申し込みは下記にて。
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昨日の朝、台湾から帰国した。マイルで取った特典航空券の枠の関係で、台北からいったん香港に飛び、そこから羽田に飛ぶという、意味のわからないルートでの帰国となった(苦笑)。
約一カ月間の台湾での日々は、気楽ではあったが、いろいろ得たものの多い日々でもあった。シンプルに旅を楽しむ中で、あらためて気づいたこともたくさんあったし、じっくり考えごとをする時間がたっぷりあったのもよかった。おかげで、あれこれ悩んでいたこともすっきり整理できで、気分的にもリフレッシュできた気がする。
行きたい場所に行き、見たいものを見て、食べたいものを食べ、やりたいことをやる。現地の人に負担や迷惑をかけないかぎり、旅はそういうものでいいのだと、あらためて思った。
あさってから一カ月ほど、一人旅に出る。行き先は、台湾。首都の台北から、主に台鉄を使って移動し、街ごとに数泊ずつしながら、反時計回りに一周してこようと思っている。
今週に入ってからは、その旅の最終的な準備で、まあまあ右往左往していた。予約するのが難しい阿里山森林鉄路の切符を、一部の区間だけだがどうにかゲットし、それぞれの街で泊まれそうな安宿もおおよその目星をつけ、キャンセル無料のところにはWeb経由で予約を入れた。旅程は今日の時点でもまだ調整しているが、だいたい固まった。最後の三日間は、有休を取った相方と台北で合流して、二人で観光をする予定。
台湾のような国だと、今はWebで検索するだけで、ありとあらゆる情報が手に入る。Googleマップはもちろん、乗換案内のアプリやeSIMのアプリなど、便利なツールも揃っている。そうした情報やツールは、もちろんある程度は準備しているけれど、あまり当てにしすぎないようにしようとも思っている。その日その場所でしか感じ取れないこと、体験できないことを大事にしたい。
とりあえず、標高四千メートルの高地でユキヒョウを撮るよりはラクだと思うので(笑)、ゆるりと行ってきます。

これまで紙の書籍のみで販売されていた拙著の6作品が、いっせいに電子書籍化されました。AmazonのKindleのほか、主要な電子書籍プラットフォームで販売を開始しています。
紙の書籍は置き場所がかさばるので……と、これまで二の足を踏まれていた方、もしいらっしゃいましたら、この機会にぜひ。

『流離人のノート』
文・写真:山本高樹
価格:本体2200円+税
発行:金子書房
四六変形判 304ページ(カラー54ページ)
ISBN 978-4-7608-2700-8
配本:2025年10月16日
2023年夏から金子書房のnoteで2年弱ほど担当した連載エッセイが、書籍化されることになりました。連載分のほか、単発で執筆したエッセイと書き下ろしを加えています。収録している写真の約3分の1は、20年以上前にフィルムカメラで撮影したもので、カバーの写真もそのうちの1枚です。
これまでに書いてきた本の中でも、自分にとっての「旅」という行為に、もっとも真正面から向き合った一冊になっていると思います。ポルべニールブックストアでは、特典小冊子付きサイン本のオンライン予約を受付中です。よかったらぜひ。