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次から次へと

朝のうちから、次から次へとメールが届く。いくつかの打ち合わせの日時の相談、読者の方からの問い合わせ、などなど。ひと通り返事を書き終えたら、すでに昼過ぎ。原稿の執筆に取りかかる前に、スーパーに食材の買い出しに行く。

スーパーから戻ってくると、また別のメールが届いている。来週の取材の依頼だ。これを引き受けるために、午前中にいったん段取りをつけた打ち合わせの日時を再調整するメールをいくつか書く。それが終わって、ようやく執筆に取りかかれるかと思ったら、別の人からメールが来て、その返事を書く。そしたらまた別の会社からメールが‥‥。いったいどうしたんだろ。次から次へと‥‥。

なんだか、メールばかり書いてるうちに終わってしまったような一日だった。

取材の勘

昼から夕方にかけて、調布で取材。休み明けにしてはかなりの長丁場。

取材自体はまずまずうまくいったというか、そつなくこなせたと思う。ただ、自分自身のコンディションはというと、どうもイマイチ集中しきれてなかったというか、取材の勘が戻り切ってなかったような気がする。相手の方の言葉をふまえた上での質問の重ね方など、もっとうまくやれたのではないか‥‥とも思う。

依頼元の担当者さんも、今年の春の集中砲火のような取材攻勢をどうにか捌き切った僕のことを信頼はしてくれているようで、二カ月以上も不在にしていたのにまた仕事を回してもらえている。ありがたいことだ。求められたものには、きっちりと応えねば。

山ライオン

一昨日、MacBook ProのOSをSnow LeopardからMountain Lionにアップデートした。2009年にMacBook Proを買った時はSnow Leopardがリリースされた直後だったから、二世代分のジャンプアップということになる。

Snow Leopardは動作が非常に安定していた優れもののOSで、普段の仕事で使ってる分にはまったく不自由を感じてなかったし、かえって不安定になってしまったという評判だったLionに乗り換える気はさらさらなかった。その後、山ライオンになってだいぶ安定したという情報を聞き、iCloudを中心にしたデータのデバイス間自動同期(といっても使うのはカレンダーとアドレス帳くらいか)をやってみたかったので、意を決してアップデートしてみたという次第。

乗り換えた感想は‥‥可もなく不可もなくといったところか。細かい部分がいろいろブラッシュアップされてはいるけれど、たまに挙動がもたつく印象の時もあるし(三年前のノートだからある意味仕方ないが)。Safariからフォント指定とRSS機能が省かれたのにもびっくり。でも、しばらくいろいろ使ってるうちに、それなりに「こんなものかな」と馴染んできたのも確かだ。

次に一眼レフを(たぶんD800あたりに)買い替えたら、ディスプレイやストレージも含めた今のMacBook Proの性能では明らかに役不足なので、MacBook Pro Retinaに乗り換えて、Thunderbolt接続の外部ストレージも導入する必要に迫られるとは思う。そう遠くない将来に‥‥。とりあえず、その資金を稼ぐためにも、きりきり働かねば。

再びラジオ収録

午後、六本木のJ-WAVEけやき坂スタジオへ。J-WAVEの番組に出演して、ラダックの話をすることになったので、その収録に。毎度のことながら、ラジオの収録はほんとに緊張する。いつまで経っても慣れない。

今回の話を持ちかけてくださった構成作家さんやDJの方をはじめ、番組スタッフのみなさんはほんとに感じのいい方々で、こぢんまりとしたスタジオの中も、とてもアットホームでいい雰囲気だった。マイクテストを兼ねての雑談の時から、すごく自然にリラックスした空気を作ってくださっていたのも、さすがだなあと思った。‥‥それでも緊張したけど(苦笑)。

本番中は、「‥‥あ、俺、緊張してる」と思ったら本当に固まってしまうので、無心の状態で、昨夜から考えておいた自分が今日話すべきことを、DJの方のフリに合わせて、あわてず話すように心がけた。うまく話せたのかな‥‥。終了後、「めっちゃ緊張しました‥‥」と言うと、「嘘でしょ? すごくゆったりと話してましたよ」と言われたので、それなりにはうまくいったのかもしれない。あとは、類まれなる編集術で何とかしてもらえれば‥‥。

そんなこんなで、どうにかおつとめ終了。さて、ぼちぼち荷造りを始めなければ。

作り手に愛されない本

夕方、三鷹で打ち合わせ。秋から年末にかけて制作する書籍について。僕は編集者として関わることになりそう。

版元の担当者の方は、先日問題になった書籍の編集者の上司でもあったのだが、会ってすぐに、誠意を持って謝罪していただいた。当の本人からは、いまだに釈明も謝罪も何もされていないのだが(苦笑)。まあ、そのために時間を割くのも煩わしいので、むしろ、もう何もしてもらいたくない。

たぶん彼は、心理面で何かトラブルを抱えているか、僕に対して悪感情を持っているか、どちらかなのだろう。そのどちらでもなく、健常な状態で普通に仕事した結果があの有様(僕に関する部分以外でも、多数のトラブルがあったらしい)だったとすれば、彼はもう、本づくりの仕事を止めた方がいい。編集者の手抜きは、それ以外に関わったスタッフ全員の努力を台無しにしかねない。そしてその汚点は、「いいかげんな本」という形で、ずっと残ってしまう。

作り手たち自身に愛されない本ほど、不幸な本はない。