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まぐれ当たり

昨日、残り野菜を一気に片付けるべく、寸胴いっぱいに豚汁を作った。はっきり言ってものすごくテキトーに作ったのだが、できあがってみると、なぜか、妙にうまい。今まで自分で作ってきた豚汁の中で一番の出来だった。

料理については完全に門外漢だから何も言えないけど、たとえば自分の仕事では、何気なくシャッターを押したのがいい感じの写真になったり、さらっと書いてみたのがぐっとくる文章になったりすることがある。たぶん、写真や文章に携わる上で大事なのは、そういうまぐれ当たりを出せた時、何がよかったからそうなったのか、冷静に省みることなのだと思う。それが引き出しを増やし、打率を上げていくことにつながるのだろう。

でも、昨日の豚汁に関しては、はたして何がよかったのか、解明不能な謎に包まれている(苦笑)。

Smiles of Bangladesh

Tromso, Night and Day

Night in Thailand

カメラバッグ沼

この間のノルウェー取材で、カメラバッグの上ぶたを留めるプラスチックのバックルが、一つ割れてしまった。

使っていたのは、ロープロのマグナム200AWというショルダーバッグ。たしか2010年頃に導入したのだが、主にラダックくんだりで酷使し続けてきたので、ブラックだったはずの外装は日に焼けてグレーのようになり、各部のジッパーも動きが渋くなってきていた。とりあえず割れたバックルはアウトドアショップで買ったスペアパーツに交換してみたが、致命的なことになる前に、そろそろ退役させた方がいいのかな、と思っている。

で、これから何年か先までの仕事を見越してカメラバッグを選ぶとなると、結構悩ましい。とりあえず、去年のアラスカのように大きめの望遠レンズを持っていく必要のある取材では、今あるGW-PROショルダーバッグを使うことにしている。ただ、毎年行っているタイなどのように機材が少なくてもいい取材には、大きくて重すぎるので、もっと小ぶりで、でもそれなりに頑丈で、できれば小型ラップトップの収納スペースがあると‥‥となると、ショルダーバッグではなかなかこれといったものがないのだ。となると、いっそマンフロットのMB PL 3N1-25あたりのバックパックにした方がいいのかしらん‥‥ということになるのだが、未だ踏み切れず‥‥。

写真を始めると、「レンズ沼」ということがよく言われるけど、「カメラバッグ沼」の深さも、相当なものだと思う。