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「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」

「撮り・旅!」撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち
編者:山本高樹
定価:本体1600円+税
発行:ダイヤモンド・ビッグ社
B5判128ページ(オールカラー)
ISBN978-4478046159

「旅」と「写真」という切っても切れない関係にあるものをテーマにした新しい本が、まもなく発売になります。写真を撮らなくても旅はできるかもしれないけれど、旅の中で風景や人々や出来事に出会い、心がふわっと揺れた時にシャッターを切ってゆくと、その人の旅はもっと豊かで深いものになります。今やすっかり手垢のついた「絶景」という言葉などではとうてい括ることのできない、旅人たちが目にしてきた世界のありのままの姿、彼らの「旅」そのものが、凝縮された一冊です。

十周年

今夜、外でごはんを食べるとしたら、リトスタしか考えられなかった。今日、六月一日は、リトスタが開店して十周年の日。

この季節に似合うヒマワリの花を買って、夕方お店に行くと、店内のカウンターの上は、すでに色とりどりのお祝いの花々でいっぱい。十周年記念に作られた刺繍入りの白いシャツや、それを着たお店のスタッフさんたちの写真パネルと相まって、ずいぶん華やいだ雰囲気になっていた。でも、予約札の置かれたテーブルが次々と常連さんで埋まっていくと、やっぱりいつもの、リトスタらしいリトスタ‥‥誰もが何も気にせずおいしいごはんを食べて、お酒を飲み、朗らかに笑い合える場所になっていった。

同じ街の同じ場所で、お店を十年続ける。簡単なことではないと思う。三鷹南口の商店街だけでも、この十年でどれだけたくさんの店が生まれては消えていったか。そんな中でリトスタのスタッフのみなさんは、おいしいものを作って、心を込めて出す、という日々を、丁寧に十年間積み重ねていった。そういう日々の積み重ねでしか、得られないもの、届けられないものが、この世界にはある。今夜のリトスタの店内には、確かにそれがあったように思えた。

おめでとう。ありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。

カムバック、たい焼き

昼、リトスタでランチを食べた後、プレオープンのこいけ菓子店へご挨拶に。今日はお菓子の試食サービスということで、本格的な販売開始は来週火曜日から。テレビ局の取材も来ていたそうだ。お店の内装は落ち着いた雰囲気で、お隣のまほろばさんとの連結部分が面白い。これからは、コーヒー豆の補充に来るたびに、お菓子も道連れに買って帰ることになりそう。太るな、たぶん(笑)。

今日はフルーツの一富士も新装オープン。すっかりお洒落な雰囲気で、でもやっぱり一富士さんらしい賑やかさもあって、何だか安心した。しかしその一方で、ちょっと、いや、かなり心配なのが、和菓子のたかね。

この間通りがかった時は定休日と思って気付かなかったのだが、今日も閉まっていたので、店の前の貼り紙を見ると、「経営陣と従業員との間で、昨年7月からの給料未払いや職場環境の改善などの話し合いをさせていただいているため、しばらくお休みします」とある。びっくりというか、ただごとではない様子だ。いったい何が起こっているのか‥‥。

事情を知らない身としては何も言えないけど、いち地元民としては‥‥またたい焼きが食べたい。道明寺や豆大福が食べたい。暑い日は店内で宇治金時が食べたい。ほかのお客さんたちもみんな、あの味が戻ってくることを祈っていると思う。いい方向に解決しますように。

二カ月後の打ち上げ

午前中に、鷹の台方面で取材。どうにか首尾よくやり終え、昼過ぎに家に戻ってからテープ起こし。宵の口まで作業してから、再び着替えて外へ。

今夜は二月のバングラ取材ツアーに参加した日本人メンバーが集まっての打ち上げ。参加者の都合がなかなか合わず、日本にずっといなかった人もいたりしたので、今日の開催と相成った。場所は他の方々の希望で、三鷹のリトスタ。僕としてはいろいろ楽だし、何より安心して飲み食いできるので助かる。

今日も話に出たのだが、外でごはんを食べたり酒を飲んだりする時、ほどよく力を抜いた状態で飲み食いできる店というのは、どこにでもありそうで実はなかなかないのだという。そういう意味では、僕は三鷹で暮らしていて、いろいろ恵まれているのかな。安心できるって、大事だ。リトスタ然り、まほろばさん然り。

今夜もごちそうさまでした。

キャベツとコンビーフを煮る

終日、部屋で仕事。今作っている本に収録する情報ページの原稿執筆。ちまちまと調べて確認しながら書かなければならなくて、地味に時間がかかる。こういう作業も本づくりのうち。

昨日ミヤザキさんと会った時、キャベツをコンビーフと一緒に煮るとうまいと教わったので、スーパーでコンビーフを買ってきて、晩飯に作ってみた。キャベツは小玉2分の1くらいをざっくり切り、コンビーフとコンソメキューブと水と一緒に鍋に入れ、ふたをして中弱火で10分くらい。たったこれだけなのだが、びっくりするくらい滋味満点な感じのスープ煮ができあがった。

普段はコンビーフはあまり食べないのだが、こんな便利な調理法があるなら、常備しておこうかなと思う。味もそうだが、手間をかけずにすぐ作れるというのが、自炊をするには何より助かるから。