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「ブータンとラダックにいったい何があるというんですか?」

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昨年に続いて今年の夏もラダックでツアーガイドの仕事を務めることになりました。そのツアーの説明会と「ラダックの風息[新装版]」の発売記念をちょこっと兼ねたスライドトークイベントを、ブータンで同じくツアーガイドを務めるブータン写真家の関健作さんと開催します。ブータンとラダックについて、楽しくてちょっとマニアックな話をできればと思っています。よかったらぜひお越しください。

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関健作×山本高樹 スライドトークイベント
「ブータンとラダックにいったい何があるというんですか?」

幸福の国ブータンで体育教師として3年間を過ごした後、写真家となってブータンの魅力を伝え続けている、『ブータンの笑顔』の著者、関健作。インド北部の秘境ラダックで長い歳月を過ごし、その日々を写真とともに綴った『ラダックの風息[新装版]』の著者、山本高樹。それぞれの土地をとことん知り尽くし、ツアーガイドとしても活動中の二人が、ヒマラヤにある二つのチベット文化圏の魅力と奥深さについて、豊富な写真とトリビアを交えながら楽しく語り尽くします。ブータンやラダックが好きな人はもちろん、まだよく知らないという人にもきっと好きになってもらえるトークイベントです。

日時:4月16日(土)14:30〜16:30(14:00開場)
会場:モンベル 御徒町店 4F サロン
東京都台東区上野3-22-6 コムテラス御徒町 TEL03-5817-7891 http://www.montbell.jp/
定員:80名(メールによる事前予約制)
参加方法:
メール(event@gnhtravel.jpまたはyamanagnh@gmail.com)にてご予約の上、イベント当日に会場入口でお一人につき以下のABCの方法のいずれかでご入場ください。予約のメールでは件名を「トークイベント予約」とし、参加される方のお名前(複数名の場合は全員のお名前)と、それぞれの方が下記のABCのどの方法での入場を希望されるのかをご明記ください。
A:『ブータンの笑顔 新米教師が、ブータンの子どもたちと過ごした3年間』の購入(税込1728円)
B:『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』の購入(税込1944円、非売品の小冊子『未収録エピソード』+ポストカード2種付き)
C:本は購入せずに参加費1500円のお支払い(モンベルカードご提示の方は1300円)

※定員を超えてからのご予約は、お立見になる場合があることをあらかじめご了承ください。
※会場ではご入場時にお買い上げにならなかった方々でも、『ブータンの笑顔』『ラダックの風息[新装版]』などの書籍をお買い上げいただけます。
※会場で書籍をお買い上げいただいた方でご希望の方には、イベント終了後、著者によるサインも進呈致します。

■関健作(せき けんさく)
青年海外協力隊の体育教師として、ブータンの小中学校で3年間教鞭を執る。帰国後、ブータン写真家として活動を開始。ブータンと日本を拠点に、写真展や講演、イベントなどを通じて、ブータンの魅力を多くの人々に伝える活動を行っている。著書『ブータンの笑顔 新米教師が、ブータンの子どもたちと過ごした3年間』(径書房)。
http://www.kensakuseki-photoworks.com/

■山本高樹(やまもと たかき)
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、ラダックに長期滞在して取材に取り組む。以来、書籍やブログなどを通じてラダックに関する情報を発信し続けている。著書『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)他。
http://ymtk.jp/ladakh/

協賛:GNHトラベル&サービス
http://gnhtravel.com

愉しかった時間

昨日は午前中に取材、午後は別の取材、夕方は打ち合わせ、夜は飲み会と、朝から深夜までずっと出歩いていた。さすがに疲れたけど、取材は面白かったし、飲み会もいい気分転換になったし、何より、夕方の打ち合わせで新しい本を無事に校了させることができたので、本当にほっとした。

自分で企画した本を作っている間はいろいろ大変だし、片時も気を抜けないけど、でもやっぱり、何者にも代えがたいくらい愉しい時間でもある。校了してしまったら、それも終わり。肩の荷が下りてほっとはするけれど、毎度のことながら、何だか寂しい気分になる。

でも、これから先は、作った本を1冊ずつ売っていくために、いろいろ努力していかなけれならない。本を作ったら終わりではなくて、読者の手元に届けて読んでもらえるように努力するのも、僕の仕事であり、役割でもある。

がんばらねば、だな。

しあわせな時間

昨日は昼の間に、写真展を3カ所ハシゴ。かくたみほさん、角田明子さん、そして吉田亮人さん。三者三様、見応えがあって、楽しかったし、勉強にもなった。

そして夕方からは、最近恒例になりつつある、綱島ポイントウェザーでの持ち寄り忘年会へ。今年の盛り上がりは過去最高だったのではないかと思う。関健作さんはブータンのエマダツィ(唐辛子のチーズ煮込み)を作ってきてくれたし、角田明子さんは娘さんとその場で餃子を包んで、カセットコンロとフライパンで次から次へと焼いてくれた。他の方々が持ってきてくれた料理やお酒も大充実。本当にごちそうさまでした。

誰もが知ってる写真家の方から、亀時間に泊まってたというアメリカ人男性まで(笑)、ものすごく幅広い顔ぶれが集まったのだが、お互い初対面という方も少なくなかったのに、びっくりするくらいみなさん和気あいあいと楽しそうで、とてもしあわせな時間だったなと思う。よかった。楽しかった。またやりたい(笑)。

奥華子「プリズム」

prism奥華子がデビュー10周年の節目にリリースした8枚目のアルバム「プリズム」。無色に見える太陽の光も、プリズムを通せば、七色に分かれて見えることに気づく。日々の暮らしの中で、あるいは自分自身の心の中で、さまざまなことに「気づく」のがこのアルバムのテーマかもしれない、と彼女は以前ラジオで語っていた。

確かにこのアルバムの中では、いろんな「気づき」が歌われている。思い出の中にいる人への気持ち。いつも支えてくれていた家族のぬくもり。身近すぎて気づかずにいた大切な人の存在。何気ないけれど自分にとってかけがえのないもの。気づくことで大切にしていけるものもあれば、気づいてしまったがために傷つくことや、取り返しのつかない後悔に苛まれることもある。そういったさまざまな場面での「気づき」を選び取り、シンプルな言葉で詞に置き換えていく彼女のまなざしの確かさには、毎度のことながら唸らされる。

曲の方も、いい意味ですっぱり開き直ったというか、自分自身にとても素直に向き合って、作りたい曲を作ったんだろうなという印象。彼女の代名詞の一つでもある弾き語りの曲は、意外なことに今回は一曲しかないのだが、アレンジのトーンは全体的にとても安定していて、特にストリングスの加わった曲の繊細なアレンジは、彼女の新しい一面を感じさせる。

12月23日には、昭和女子大の人見記念講堂で開催されるライブに、ひさしぶりに足を運ぶ。このアルバムに収められたさまざまな「気づき」の曲たちがどんな風に歌われるのか、楽しみだ。

離れていても

昨日の夜は、所用で上京していたティクセの裕子さんと、新宿でお会いした。ひさしぶりにアカシアに行って、ビーフシチューを食べた。

裕子さんは春から夏にかけての半年をラダックで、残り半年を日本で過ごす。夏は自身の旅行会社などの仕事をし、冬は日本で介護やセラピストの仕事をしている。ご主人のツェワンさんは、ラダックで旅行会社やタイル製造会社の仕事をしている。一人娘のミラちゃんは、ヒマーチャル・プラデーシュ州にある寄宿学校で暮らしながら勉強している。それぞれが自ら望んで、お互い納得して、その選択肢を選んでいる。

三人とも離れ離れに暮らしている時間がかなり長いと思うのだが、こんなに深い愛情で結びついている家族は、日本でもそんなに多くないのではないかと、僕は思う。人と人の心をつなぎとめるものには、距離など関係なく、いろんな形があるのだ。

ツェワンさんやミラちゃんの話をしながら笑う裕子さんは、本当に嬉しそうだった。これからも三人、仲良くお元気で。