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都心をぶらつく

何だかんだで暑いので、目覚ましをかけてなくても、結構早い時間に目が覚める。シャワーを浴び、ラジオを聴きながらインスタントラーメンを作って食べる。

昼頃、Tシャツにクロップドパンツ、サンダル姿で出かける。総武線に乗って秋葉原へ。オーロラ撮影用に新しい三脚を物色し、ベルボンのULTREK UT-43Qを購入。全高150センチまで展開できる割には信じられないくらいコンパクトで、これなら余裕でグレゴリーのバックパックに突っ込んで持って行けそう。

その後、水道橋に移動して、神保町界隈のアウトドアショップをぶらぶら。結局トレッキング用ソックスを買い足しただけだったのだが、ウェアからシューズからクッキングツールまで、いろんなグッズを見ながらあれこれ想像を膨らませるのは愉しかった。アラスカから戻ったら、また都内近郊の山歩きをぼちぼちやろうかな。

リコー GR DIGITAL IV

僕が旅先で写真を撮る楽しさを初めて知ったのは、リコーのGR1というカメラだった。それがデジタルとなったGR DIGITALも、2005年に発売された初代をずっと愛用してきた。ただ、さすがに七年前のコンデジとなると、普段使いはともかく、仕事のサブカメラとしては画素数や画作りの面でかなり厳しい。ほかのメーカーのカメラもいくつか検討したのだが、手にした時にしっくりくるホールディングや操作感、写りの好みを考え合わせた結果、「やっぱりGRだな」という結論に達して、GR DIGITAL IVを手に入れることにした。

夢のような夢

昨日の夜、素晴らしい夢を見た。夢のような夢。

新しいカメラを手に入れたのだ。なんと、ニコンのD4。フルサイズセンサー搭載の最新モデル。それが自分の手の中にある。ボディだけで60万円以上するのに、思い切ったな、俺。しかし、プロ用のフラッグシップモデルだけあって、さすがにでかくて重いな。バシャッ、というシャッター音が小気味いい。そして当たり前だけど、あきれるくらいよく写る‥‥と思ってたら、目が覚めた。

夢の中でも重いカメラをぶら下げていたせいか、今日は首から左肩にかけての筋がゴリゴリに凝っていて、痛くて仕方ない(苦笑)。

父とカメラ

富士フイルムが、X-Pro1という魅惑的なカメラを発表したというニュースをネットで知る。父が生きていたら、交換レンズも含めてごそっと買ってしまいそうなカメラだ(笑)。

ゴルフもパチンコも競馬もやらず、趣味らしいものもほとんどなかった父が、唯一と言っていいほど凝っていたのが、カメラだった。フイルム時代はキヤノンやミノルタを使い、デジタルに移行すると、(効率が悪いにもかかわらず)キヤノンとニコンの両方を担いで海外旅行に行くようになった。パソコンに写真をバックアップする環境作りについて、根掘り葉掘り聞かれたこともあったっけ。

可愛い孫たちを除けば、父が撮るのは、風景ばかりだった。高校の教師として働き続けた父。「人には疲れた。撮るのは風景でいいよ」と、前に僕にもらしたこともあった。安曇野にもう一つの家を構えて、山と自然を撮り歩いていたのは、そういう理由もあったのかもしれない。生まれつきの色覚異常で、色を見分けるのにも苦労していたはずなのに、そんなことは気に病むそぶりもなかった。

僕がしばらく前から写真も仕事にするようになったことを、父がどう思っていたのかは知らない。友人の方から、父が「いや、写真は息子には敵わないですよ‥‥」と笑って話していた、とは聞いたのだけれど。意外と負けん気の強い人だったから、そのうち自分もどこかのギャラリーで個展をやるぞ、というくらいには思っていたのかもしれない。

空の向こうで、父はどんなカメラで、何を撮っているのだろうか。

新しい靴

午後、新宿に出かける。先日実家から引き取ってきた古いカメラ機材を買取査定してもらうため、西口のマップカメラへ。かなりの数だったので、バスタオルを緩衝剤にして機材をリュックに詰めて出かけたのだが、重くてへこたれそうだった。買取価格は‥‥年季が入ってる機材ばかりだったし、まあそんなものかな、という感じ。

夕方から、今取り組んでいる仕事の案件についての打ち合わせ。終わった後、桂花で太肉麺を食べ、さて帰ろうと思ったら、途中で通りがかったビルケンシュトックの店のショーウインドーにディスプレイされていたブーツに一目惚れ。ふらふらと店に入って試着してみると、しっくり馴染んでいい感じ。ええい、ままよと、思い切って買ってしまった。

考えてみると、スニーカーとトレッキングシューズ以外の靴を買ったのって、たぶん六、七年ぶりくらいだ‥‥。ビルケンシュトックなら修理やソールの貼り替えもできるし、末永く使っていけそう。大事に履こうと思う。