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冬の自転車

打ち合わせのため、小金井方面へ。先週に引き続き、自転車に乗って出かける。

空はスコンと晴れていて、穏やかな日和。空気は思ってた以上に冷たく、そして乾いている。中綿入りのパーカにニットキャップ、手袋を身につけてはいるが、それでも冷気が沁み込んでくる。身体を温めるべく、少し勢いをつけてペダルを踏む。気持いいな〜。

アラスカから日本に帰ってきてから、すっかり運動不足の日々。仕事で出かける時も、駅間で歩けるところはなるべく歩いてるのだが、それでも身体が緩んでしまってるのがわかる。忙しくて、秋山を歩く機会も逃してしまったし。

今やってる本の作業が一段落したら、自転車を走らせて、体力を取り戻そうかな。

ナロとの再会

午後、自転車に乗って、小金井方面へ。たかしまてつをさんと中村文さんのお宅に伺う。

こっちに引っ越されてからお宅にお邪魔するのは初めて。一軒家の二階はアトリエになっていて、何というかもう、夢のような空間。壁から窓辺から襖に至るまで、たかしまさんの絵でぎっしり埋め尽くされている。個展の会場かと思うほど。いいなあ。

中村さんとの仕事の打ち合わせの後、一階の縁側にいたナロにご挨拶。会うのは二年半ぶり、三度目くらいかな。前の時はほんの子猫の頃だったが、今はすらりとした妙齢のお嬢さんに成長していた。そして相変わらず、筋金入りのビビリ(笑)。僕のことも訝しそうな目で見ていたが、そんなにダメでもなかったらしく、用心深く、くんかくんかしてきた。緊張してうずくまってこっちを見てるうちに、寝落ちしそうになったりして(笑)。めんこいのう。

何だかすっかりいい気分で、僕はペダルを踏んで家路についたのだった。

ひさしぶりの自転車

いい天気。今日を逃すと当分チャンスがなさそうだし、自転車に乗ることにした。紫外線が凄そうなので、念のために日焼け止めを塗って、いざ出発。Tシャツとクロップドパンツでも暑いくらいだ。

選んだのはおなじみの、野川公園から野川、二子玉川、多摩川と回るコース。本当は、先月の桜の時期にこのコースを回りたかったのだが、忙しくて時間が作れなかった。でも、今日は今日で、野川沿いの景色は新緑で眩しいくらいに綺麗だった。魚採り網を手に、川に入ってはしゃいでる子供たち。川べりの遊歩道をぶらぶら歩いてる老人たち。僕と同じように自転車に乗ってる人も多い。やたら長いレンズと三脚をつけたカメラを持ち歩いてる人も多いな(笑)。

二子玉川から多摩川にかかる橋を渡ると、「‥‥何のフェスだ?」と訝りたくなるほど、ものすごい数の人たちが河川敷でバーベキューをしていた。肉の焼ける匂いと煙でむせかえるほど(苦笑)。休みの日の多摩サイは、ふらふらと危なっかしげに歩く人が多い一方で、シャカリキにロードレーサーを飛ばす人もいて、危なくて気が抜けない。

登戸茶屋でコーラを飲んで休憩。登戸から鶴川街道までは、左岸の車道を走ってみることにした。ある意味、こっちの方が多摩サイより安全かも。ギヤをトップに入れてしばらく走ってみたが、帰りの深大寺あたりの上り坂で、あっさりと脚が動かなくなってしまった。なまってるなあ、身体‥‥。去年の夏にラダックで増殖したヘモグロビンも、普通の人並みに戻ってしまったようだ。

ガイドブックが校了すれば、しばらくはそんなに忙しくならなさそうだし、自転車とか、登山とか、ちょっとがんばってみるか。

高地トレーニング

ひさしぶりに、自転車で遠乗りすることにした。いつもの、野川公園〜野川〜二子玉川〜多摩川のコース。この間乗ったのは、桜が咲いていた頃だったから、およそ半年ぶりか。

空は曇りがちでいまいちパッとしなかったけど、暑くもなく、寒くもなく、風もなくて、自転車に乗るにはいい天気。多摩川の河川敷で、ものすごい数の人たちがバーベキューに興じている。多摩サイは自転車で混雑しているかな‥‥と思っていたのだが、恐れていたほどでもなく、ほっとした。

春先に同じコースを走った時には、終盤に多少足がバテたのだが、今回はまったくのノーダメージ。たぶん、夏に標高3500メートルのラダックでさんざん歩き回ってたから、それが高地トレーニングの効果として現れているのだろう。ヘモグロビンとか、下界に下りても90日間くらいは維持されるらしいし。

シャーッ、と無心に自転車を走らせるのは、ほんと、いい気分転換になる。これから始まる本の執筆の間にも、何度か気晴らしに乗ろうかと思う。

花見ポタリング

今日は自転車に乗ると決めていた。愛車ブロンプトンに跨がり、ぎゅっとペダルを踏み込む。暖かな日射しが降り注ぐ中、風を切って走る爽快感。本当にひさしぶりだ。

コースは、この季節になるとよく行く、花見ポタリングコース。三鷹から野川公園に出て、野川沿いの桜並木を眺めながら二子玉川まで下り、そこから多摩サイに出て北上し、途中から三鷹に戻るというもの。野川の桜並木は七分咲きといったところだったが、仄かに青白い花弁が、春霞の漂う空に映えて、本当に綺麗だった。花見客は、いつもの年に比べると明らかに少なかった。平日だからか、それとも時節柄か。

今日のコースは、距離的にはたいしたことないし、桜を見ながらのんびり流して走った程度だったのだが、やっぱり身体は相当になまっていた(苦笑)。夏までに、あと何回かは自転車に乗って、体力を回復させておきたいところだな。