写真展「ラダック、僕が戻る場所」

ラダック洪水被害復興支援企画/山本高樹 写真展
「ラダック、僕が戻る場所」

行きたい、と思える場所がある。会いたい、と思える人がいる。
ラダックの風息」の著者が二年ぶりに訪れた、空果つる地、ラダック。
崇高なまでに美しく、そして苛烈な自然。そこで心穏やかに暮らす人々との邂逅。
私たちにとって大切な何かを思い起こさせる、ラダックの情景の数々をご覧ください。

期間:2010年10月15日(金)〜11月28日(日)
会場:リトルスターレストラン
   東京都三鷹市下連雀3-33-6 三京ユニオンビル3F
   TEL&FAX 0422-45-3331 http://www.little-star.ws/
時間:11:30〜24:00(土日祝12:00開店/日祝23:00閉店)
定休:月曜日(臨時休業や貸切の日もあるため、お店のサイトをご確認ください)
料金:無料(会場が飲食店なので、1品以上のオーダーをお願いします)

※会場では、2010年8月に発生したラダック洪水被害の復興を支援するための義援金の受付も行います。

予想外の展開

先週の金曜日から、ラダックの写真展会場で来月初旬に開催するトークイベントの告知を始めた。

トークイベントの定員は30名ほど。会場となるリトスタを貸切にしなければならない関係で、参加費は、入場料にリトスタ特製お弁当とワンドリンクをつけて、2000円いただくことにした。けっして安い金額ではない。もし定員に達しなかったら、ゲストの方への謝礼も含めて自腹で穴埋めしなければならない計算。写真展が始まる今週末あたりから予約募集のチラシを配りはじめて、それでも集まりが悪いようなら、友人・知人にかたっぱしから連絡して、来てくれるように頭を下げてお願いするか‥‥と思っていた。

ところが、事態は予想外の展開に。告知をサイトに載せた直後から、次から次へと予約申し込みのメールが届きはじめて、今日の昼には、定員の目安にしていた30名に達してしまったのだ。まだチラシを配ってもいないのに‥‥。あわてて、秋休みで東北旅行中のミヤザキ店長にメールで相談し、定員を5名プラスすることに。それもほどなく埋まってしまう可能性があるので、立見が出た場合の対応も検討しなければならなくなった。いやはや、びっくり。ゲストの旅音さんの人徳か、それともリトスタ特製お弁当の威力か。

でも、予約申し込みのメールの文面を見ていても、みなさん楽しみにしてくださっているのが伝わってくる。僕はしゃべくりのプロでも何でもないけれど、来場者の方々に楽しんでもらえるようにベストを尽くそうと思う。やるからにはめいっぱい本気で。

アルベルト・ザッケローニ

夜、テレビでサッカーの日韓戦を観る。結果はスコアレスドローだったが、単なる親善試合とは思えない、緊迫感のある、面白い試合だったと思う。

驚いたのは、日本代表の変貌ぶりだ。これが、過去数年間、煮え切らない試合運びにげんなりさせられながら観ていたのと同じチームの試合だろうか? 先日の対アルゼンチン戦は、相手のミスやコンディション不良にかなり助けられた面もあったと思うが、今夜のアウェイの試合では、故障で欠場したパク・チソンを除けば過去最強といってもいいメンバーの韓国を相手に、がっぷり四つの真っ向勝負を挑んでいて、しかもまったくひけをとらなかった。

アルベルト・ザッケローニが日本代表の監督に就任して、まだ一カ月ちょっと。指導らしい指導は、今回の親善試合二試合のための事前合宿で行った程度で、実質的な強化はまだ始まったばかりだ。それなのに、この短期間でのチームの変化には驚かされる。コンパクトな布陣を保ちつつ、積極的にボールを奪取し、そこから縦にすばやく攻める。最初にこのシンプルなコンセプトを徹底させたことが、ワールドカップである程度自信をつけた今の日本代表に、次なる進化の道筋をつけたのだろう。選手たちも、受け身一辺倒でボールをこねくり回していた以前の戦術に比べると、ふっきれたように溌剌とプレーしていた。

それにしても、ザッケローニが監督とは‥‥。今から十数年前、彼が監督をしていた頃のACミランは、本当に魅力的だった。日本でも有名だったレオナルド、リベリアの怪人ジョージ・ウェア、そして、ズボニミール・ボバン。あの魅力的なタレントたちを率いてスクデットを獲った監督が、今は日本代表の監督をしている。予断は許さないけれど、彼には期待してもいいのかもしれない。

インディアン・サマー

雲一つない、気持のいい秋空。窓を開け放って、部屋に風を通す。オーディオのボリュームを少し絞って、羊毛とおはなの新譜「LIVE IN LIVING ’10」を聴く。窓の外で鳴いている秋虫の声や、生け垣の向こうを自転車が走り抜けていく音が、スピーカーから流れる音楽に不思議にシンクロしていく。

午後、身支度をして、吉祥寺までぶらぶらと歩いていく。日射しが降り注いで、長袖だと暑いくらいだ。こういう天気をインディアン・サマー(小春日和)というのだろう。

吉祥寺に近づくにつれ、人が増える、増える、増える‥‥。すごい人出だ。これではもう、渋谷や新宿と大差ない。伊勢丹の跡地にはジュンク堂やユナイテッドアローズが入るらしいし、これからますます人口密度が増すのだろう。それにしても、みんなどんだけさとうのメンチカツが好きなのか(苦笑)。

セール中の無印良品でこまごましたものを買い、リトルスパイスでキーマカレーを食べる。昨日のエントリーで書いたように三鷹にはたくさんの名店があるが、カレー専門店に関しては、吉祥寺にはかなわない。このリトルスパイスのほかにも、まめ蔵momo curryといった新旧の名店がひしめいているので、吉祥寺で何かごはんを食べようとすると、僕の場合、たいていカレーになる(笑)。別に、インディアン・サマーにひっかけたわけではないのだが。

三鷹の行きつけの店

三鷹で暮らすようになって、かれこれ八年くらいになる。このブログの文中にも、近所の行きつけの店の名前が時々出てくるが、最近の読者の中には「それ、どんな店?」と思う方もいるかもしれない。そこで、三鷹にある僕の行きつけの店を、ここでまとめて紹介しようと思う。