師走に突入

もう十二月か‥‥。あっという間だな。

午後、浜松町で取材。昨日急遽決まった関係でじっくり準備もできなかったので、当たって砕けろ的な心境で(いや、砕けたら困るけど)臨んだのだが、先方のご協力もあって、どうにか首尾よくやり遂げる。残る問題は、この取材の原稿を金曜までにアップしなければならないということだな‥‥(汗)。

家に帰って、冷凍ごはんを解凍し、レトルトのインドカレーと一緒に食べる支度をしていると、知人の編集者さんからメール。‥‥新しい書籍企画についての打診だ。まだどうなるかわからないけど、もしかしたら来年取り組むことになるかもしれない。何にせよ、執筆を依頼してもらえるというのはありがたいことだ。

せわしない日々が続いていく。ラダックはもう、ずいぶん寒いのだろうな。

納豆入り豚キムチ

僕はよく家で豚キムチを作るのだが、今日は冷蔵庫に賞味期限切れ直前の納豆があったので、試しに投入してみたら、まじで泣けてくるくらいうまかった。そのことをTwitterでつぶやいたところ「レシピプリーズ!」というリクエストをいただいたので、今日はその納豆入り豚キムチの作り方をご紹介。豚キムチ自体のレシピはAll Aboutあたりに載っていたのを参考にしている。

■材料(二人前)
豚肉(100グラム程度)、キムチ(豚肉と同量)、ニラ(1束)、長ネギ(1/2本)、ショウガ(1かけ)、ニンニク(1かけ)、納豆(1パック)、卵(1個)、しょうゆ(小さじ1)、オイスターソース(小さじ1)、ごま油(適量)

■作り方
・豚肉とキムチはほどほどの大きさに切る。ニラはざく切り、長ネギは斜め切り、ニンニクとショウガはみじん切り。卵は溶いておく。納豆は付属のタレなどと一緒に混ぜておく。
・フライパンでごま油を熱し、中火くらいにして、ニンニクとショウガを入れる。香りが出てきたら豚肉を投入し、豚肉の色が変わってきたら長ネギを投入して炒める。
・キムチを投入し、豚肉や長ネギとなじませるような感じで少し炒める。しょうゆとオイスターソースを加え、さらに炒める。
・納豆を入れてざっくり混ぜ、ニラを投入して軽く混ぜる。ニラがちょっとしんなりしてきたら火を止め、溶き卵を入れて、卵で全体をまとめるように混ぜればできあがり。

まあ、テキトーに作っても失敗しようがないくらい簡単なレシピだけど、ニラは火が通り過ぎるとおいしくなくなるので、最後に軽く混ぜ入れてちょっとしんなりする程度で。熱々のごはんの上にのっけて、納豆入り豚キムチ丼にして食べるのも一興かと。

二年ぶりの歯医者

昨日の夜は、営業時間終了後のリトスタに行って、ラダック写真展の撤収作業をしてきた。写真展の反省は「Days in Ladakh」の方にまとめたので、興味のある方はそちらを読んでみてほしい。まあ、同じことをくりかえすのに満足していては成長はない、ということかな。

今日の夕方、約二年ぶりに歯医者に行ってきた。以前治療してもらった歯の周囲がちょっと腫れぼったいので、そのメンテナンスに。すぐに終わるかなと思っていたら、予想以上におおごとになって、かれこれ四十分以上も口を開けっ放しにしていなくてはならなくて‥‥アゴが疲れた(苦笑)。前に治療した箇所のさらに奥に薬を詰め直して、しばらく様子を見るという。それでもよくならなかったら、「外科的処置」を施すそうだ。げ‥‥外科的?!(汗)

こうして、また歯医者通いが始まったのであった。やれやれ。

山野井泰史「垂直の記憶 岩と雪の7章」

山野井泰史の名前を初めて知ったのは、五年ほど前に、沢木耕太郎の「」を読んだ時だった。ヒマラヤの高峰ギャチュン・カンからの奇跡的な生還を描いたその本に、当時そうした高山の登山経験がまったくなかった僕は、あっけにとられたというか、ただただ圧倒されてしまった。それから数年後、冬のチャダルを旅した時に、山野井さんが挑み続ける岩と雪と氷の世界を、僕自身も入口からほんの少しだけ覗き込むことになったのだが‥‥。

その山野井さん自身が書いた「垂直の記憶 岩と雪の7章」が、最近になってヤマケイ文庫で文庫化されたというので、いい機会だと思って読むことにした。

日本が誇る世界屈指のクライマー、山野井泰史。少年時代からクライミングの魅力に取り憑かれ、ヨセミテやパタゴニアなどで数々のクライミングに挑んだ後、ヒマラヤやカラコルムの高山へ。チョ・オユー南西壁、クスム・カングル東壁、K2南南東リブなど、いくつもの難峰の登頂に成功。大人数で大量の装備を運び上げ、前進キャンプを設営しながら登頂を目指す「極地法」ではなく、単独または少人数で、酸素ボンベも使わず、最小限の装備でベースキャンプから一気に山頂を目指す「アルパイン・スタイル」でのクライミングを信条としている。七大陸最高峰制覇や八千メートル峰十四座制覇といったピーク・ハンティングには一切興味を示さず、ある意味、それよりもさらに困難な、しかし“美しい”ルートでのクライミングに、彼はずっと挑んできた。

千葉の渋谷

昼、千葉県の柏に向かう。以前僕が添削した原稿を執筆した方々とのミーティングに参加するためだ。柏駅で降りたのは初めてだったのだが、想像していたよりもずっと大きくて栄えている街だったので、びっくり。Twitterでつぶやいてみると、「柏は千葉の渋谷ですよ!」というリプライをもらった。なるほど。

ミーティングの方は、参加者の方の一人がなぜかお酒を聞こし召してらっしゃったのが想定外といえば想定外だったが(苦笑)、滞りなく終了。まあでも、僕ごときが文章の書き方を人に教えるなんて、十年早いと思わないでもない。

帰りに新宿に寄って、たぶん五年ぶりくらいにセーターを買う。昔懐かしい柄の英国製のセーターで、その割にはお安い値段。このセーターのもふもふした感触を楽しめると思うと、テンションも上がる。

さて、これから「よつばと!」の10巻でも読もうかな。