早足で散歩

朝、外の道路工事のドリルの音で目覚める。しつこいなあ‥‥。腹ごしらえをした後、ラジオを大きめの音量でかけてちょっとだけ騒音を紛らすというカオスな環境で執筆開始。もうやだ、こんな生活(泣)。

ある程度進めたところで、午後遅くになって舗装作業が轟音を伴って本格化してきたので、いったん部屋を離脱することにした。ヒートテックの上下を着込み、重ね着、ニットキャップ、手袋と完全防御で外出。すたすたすた、と早足で歩いて吉祥寺を目指す。最初は冷蔵庫の中を歩いてるような気分だったが、駅に近づくにつれ、だんだんあったまってきた。

ジュンク堂で夏葉社さんの新刊を見つけて買い、はらドーナッツで夜食を調達。早めの晩飯に、ひさびさに旅人の木でラーメン。日が暮れて家に着く頃には、厄介な道路工事も終わっていた。

草稿の執筆作業も、いよいよラストスパート。がんばらねば。

スペシャリストの矜持

かれこれ十年以上、フリーランスで編集とライティング、最近はたまに写真の仕事をしているけれど、ここ数年、各社から支払調書が届く時期になってあらためて思うのは、「ギャラの相場、下がったなあ‥‥」ということ(苦笑)。

言い訳すると、これは別に僕に限ったことではなくて、世の中のライターやフォトグラファー全般に共通する状況だと思う。業種や人によると思うが、たぶん、三、四割は下がっているのではないだろうか。どんよりと回復の兆しすら見えない出版不況が続いているとはいえ、適正価格というにはあまりにも安すぎる。同業者の友人は、先日、1ページあたりの原稿料にコンビニの時給並みの金額を提示され、さすがに断ったらしい。そりゃそうだ。

パソコンがあれば誰でも原稿は書けるし、カメラがあれば誰でも写真は撮れる。でも、僕たちが書く原稿、僕たちが撮る写真は、誰にでも生み出せるものではない。少なくとも、僕たちがそういうスペシャリストとしての矜持を持ち続けなければ、本や雑誌という存在そのものが、根腐れしてダメになってしまう。

スペシャリストをナメんなよ、ということで、関係各社の方々、よろしく。

豚汁うどん

昨日の夜、この冬何度目かの豚汁を作った。何か他のものにしようかとも思ったのだが、冷蔵庫の残り野菜を一掃することを優先した結果、豚汁しか選択肢がなかったのだ。

何回も作ってるだけあって、おいしくできたのだが、量が‥‥。寸胴にいっぱい、三、四食分はある。おかずでなく主食になるレベルの量だ。これを連続して食べ続けていると、さすがに飽きてくる。そこで浮上したのが、うどんを投入するというアイデア。スーパーで一袋68円の生うどんを買ってきて、寸胴で温めた豚汁に投入して三分煮る。丼に盛りつけ、ついでに生玉子ものっけてみた。うまーい。あったかくて、やさしい味。

問題は、それでもまだ豚汁が残っているということだ(笑)。

自由なんとか協会

この動画に登場する、自由なんとか協会のプレゼンターの日隅一雄氏は、壇上のスピーチで「チベットの僧侶のように焼身自殺をして名を上げた方がいいのかなと思った」と口にし、その場に集まった人々とともに爆笑していた。

ふーん。それを「面白い」と思えるんだ。ふーん。

そういうことを公の場で口にしたら傷つく人が大勢いることを想像する力が働いていない時点で、日隅氏も、自由なんとか協会のお歴々も、ジャーナリスト失格だと思う。

寒さと湿気

夕方、晩飯を食べるために駅前に出かける。ここしばらく寒い日が続いていたけど、今日はとりわけ寒い。風が冷たくて、まるで氷で肌をなでられてるような気がする。

前にラダックで冬を過ごした時は、それはそれでものすごく寒かった(マイナス20度とか、30度とか)のだが、東京の寒さとは肌で感じる感触がかなり違う気がする。ラダックは、さらさらと乾いた寒さ。東京はどこか湿気のある寒さで、冷気がぞわぞわと沁み込んでくる感じなのだ。うまく言えないけど。

来週は、また寒波がやってくるらしい‥‥。冬眠希望。ま、そんなヒマないんだけど。