「山本高樹のノルウェー・トロムソ取材レポート」

tromso_bepal小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」のWebサイト上で、先日プレスツアーで訪れたノルウェー北部の街トロムソについてのフォトレポートの短期連載を開始しました。全6回の予定で、トロムソの街の紹介のほか、郊外での犬ぞり体験や、オーロラの撮影の模様などを写真とともにお伝えしていければと思っています。北極圏の街の様子について興味のある方は、ご覧になってみていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

確かにその通り

昨日の夜は、キャンセルになったインド取材の件などでちょくちょく連絡が来ていたこともあり、もやもやした気分でなかなか寝付けなかったのだが、いざ布団に入ってみると、思いのほかどっぷり寝られた。今までに仕事絡みで味わってきた苦い思いの数々に比べれば、少なくとも僕個人の立場にとっては、そんなにたいしたことじゃない。

それでも、昼少し前に起き出して、部屋の隅に置いたままの荷造りを終えたダッフルバッグやカメラバッグが目に入ると、さすがに何とも言えない徒労感を感じた。あれを担ぎもしないまま、またほどかなきゃならないのか‥‥。

腹が減ったので、近所のフレッシュネスへ。スパムバーガーとコーヒーを注文し、運ばれてきたトレーに添えてあったマドラーを見ると、こんな言葉が焼き付けられていた。うん、確かにその通り。今日は家にいることにするよ。

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ドタキャン

ここしばらく、原稿書きやら打ち合わせやら連絡業務やらに振り回されつつ、その合間に明日からのインド取材の荷造りや、家を留守にする準備をしていた。それらもようやくメドがついたので、夕方からリトスタで、ビールを飲みつつ、うまいもんを食いだめ。

と、そこへiPhoneに電話がかかってきた。依頼元から。話を聞いて、文字通り、耳を疑った。明日からの取材、今になって急にキャンセルするという。インドに同行する予定だったスタッフの中心人物の方が、今日になって事故で足を負傷し、取材に行けない状態になってしまったのだとか。

まさに、我が人生最大のドタキャン。事故なので、誰が悪いというわけでもないのだが、それにしても‥‥。取材にあてるはずだった明日から約2週間、スケジュールがまっしろなんだけど。

まあいいや。とりあえず今夜は、目覚ましを気にせず、ゆっくり寝よう。

迂闊な在庫

旅に出る前になると、留守にする家の後始末で、何かとあたふたする。短い旅ならどうということはないが、半月以上留守にするとなると、いろいろやっておかなければならない。生ゴミを捨てるタイミングを確認し、洗濯物ができるだけ残らないように計算し、冷蔵庫の中身をチェックして‥‥。

あ。しまった。

夜になって冷蔵庫を開けてみると、なぜか一番下に、6本入りのソーセージがひと袋残っていたのだ。賞味期限は‥‥今日まで。捨てるにはもったいないけど、キープしておいても日本に戻ってくる頃には食えなくなってる。さて、どうするか‥‥。

ええい、ままよ。今宵の酒の肴は、ゆでソーセージ6本だ(苦笑)。

ばったばた

終日、部屋で仕事。先日のノルウェー取材の原稿の執筆。

プロットを決め、写真を選んでフォトショで調整し、原稿を書き、推敲し、写真とのマッチングを確認し‥‥。金曜からはしばらくインドに行くので、それまでにできるだけ進めておかなきゃならない。インドの仕事の方も、スケジュールや予算のチェック、空港までの足や携行品保険の手配、現地の状況の確認、荷造りの準備など、やることは山ほどある。もちろん、それ以外の仕事だって気がかりだし‥‥。

なんつーかもう、ばったばたすぎて、いろいろやばい。ほっとひと息つけるのは、いつの日か。