立ち止まりたくなる

今月は文字通り「忙殺」という状態。とりあえず、これまでにやった取材の原稿は今日であらかた片付いた。でも明日からは、三日連続で取材に出なければならない。連日朝イチからで、本数も多い上、取材場所も遠い。拘束時間が長い分、気力も体力も消耗しそうだ。こんな風にわざわざ僕を指名して取材を依頼していただいているのは、ありがたいことではあるのだが。

それでも、たまには立ち止まりたくなる。ソファに寝転んでゆっくりと本を読み耽ったり、カメラの入ったかばんを肩にかけて散歩に出かけたり。立ち止まって、何もしない時間。足元を確かめ、周囲を見回し、再び前に進んでいくための時間。そういう時間が、そろそろ必要なのだろう。僕にとって、そうやって立ち止まることの延長線上にあるのが、旅なのかもしれない。

そんなことをぼんやり考えながら、目覚まし時計を明日の朝六時にセットする。

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