雲一つない青空。暖かくて気持のいい日和。コットンセーターにジージャンを羽織って、外に出かける。
午後、赤坂へ。懸案の本の企画について、編集者さんと打ち合わせ。企画のコンセプトを外すことなく、より実現の可能性が高い方向で検討を進めていくことで合意。先行きが不透明なことが多い世の中だけど、僕たちは、いい本を作る準備を整えることに集中する。今は、それがベストの選択肢なのだと思う。
三鷹駅から家まで歩いて帰る途中、ふと見上げると、茜色の空に、輝くひとすじの飛行機雲が伸びていくのが見えた。まるで、空をスパッとナイフで裂いたかのように。