昼、国立へ。同じ停電グループの友人たちと、夏の家という和食屋さんのお座敷で会食。停電で仕事ができない時間に会おうと集まったのだ。結局、今日は停電にはならなかったのだが。
ひさびさに友人たちと話をしていて感じたのは、今回の一連の災害で、みんな少なからず不安と焦燥を抱えているのだな、ということ。ストレスで体調を崩して、一時帰省していた人もいた(それはそれで、全然ありだとは思うけど)。それに比べて、自分ときたら‥‥開き直りすぎてやしないか? と思わないでもない(苦笑)。
自己分析すると、僕自身は別に度胸があるわけではなく、間違いなくヘタレの部類に属する人間なのだが、ここ数年、インドの山奥で突拍子もない経験を重ねてきたせいで、いつのまにか、自分の中で危険信号が発動する基準がえらく高いところに設定されてしまったらしい。「去年の夏は洪水で死にかけたけど、今の東京は別に‥‥」という感じで、東京で自分が置かれている状況が危険だとは、あんまり思えないのだ。
逃げたくても逃げられない人が被災地には大勢いるのに、東京でおたおたしても始まらない。開き直っていこう。