
月イチ恒例、体力維持のための山歩き。今日は高水三山を歩いてみた。一年ぶり、三度目。天候は、どこか春めいた穏やかさ。まずは、軍畑駅からてくてく歩き、登山口から高水山へと登っていく。最近雨が少なかったからか、トレイルも乾いていて歩きやすい。

高水山の山頂の手前にある、常福院。お賽銭を投じて、ちょっと願掛け。家族の健康と、来月のとあることについてなど。近くのベンチに座って、お茶を飲みつつ休憩。人がほとんどいなくて、静かだった。

今日のコースでほぼ唯一眺望が楽しめる、岩茸石山の山頂。高水三山は正直そんなに見晴らしのいいコースではないのだが、トレイルはほどよくナチュラルで歩きやすく、無の境地で歩けるので愉しい。身体や脚は今日も調子良くて、一年前よりもちょっとだけ早い時刻に御嶽駅に着いたので、数分後に来た帰りの列車にすぱっと乗ることができた。
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楊双子『四維街一号に暮らす五人』読了。台中の街に残る日式建築をリノベした女性向けシェアハウスで暮らす、出自も性格もまったく違う四人の下宿人と大家。古い建物ゆえに、どこで誰が何をしてるか筒抜けのプライバシー皆無の家の中で、それぞれに葛藤や孤独を抱えた下宿人たちが、互いの心を少しずつ解きほぐし、通わせていくさまが描かれる。四維街一号と大家にまつわる謎がすべて解き明かされる最終章の「舞台裏」は、この章だけで単一の作品としても成立しそうな、まさに著者入魂の文章で、すっかり惹き込まれた。そして、前作『台湾漫遊鉄道のふたり』と同じく、出てくる台湾の料理がどれも本当においしそうで、読んでいてやっぱりおなかが空く(笑)。