ふんわりした善意

個人的に、ふんわりした善意は、どうも苦手だ。

何かの目的のために、ボランティアを募集したり、寄付を募ったり、最近ではクラウドファンディングという方法も使われているけれど、呼びかける側が「私たちは、善いことをしているので、応援してください」というふんわりした善意というか、ざっくりとした思い込みだけで動いていても、同意や共感はなかなか得られないだろう。

応援しようかどうかと考えている側が知りたいのは、目的を達成するために何が必要で、どんな課題があって、それに対してどういう取り組みをしようとしているのか、といった、具体的なビジョンだと思う。少なくとも、僕はそうだ。みんなで手と手を取り合ってお花畑を駆けていくような夢想は、別に望んでいない。

ふんわりした善意だけでは、何も変えられない、と思う。

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