午後、こまごました用事や買い物を片付けるため、出かける。気張らしがてら、新宿や青山、代官山の本屋めぐり。
本屋の店内をぶらつく時間というのは、僕にとってかなり大切な時間だ。というのも、僕が新しい本の企画をふっと思いついたりするのは、結構本屋をぶらついてる時という場合が多いのだ。店頭に並んでいる売れてそうな本のアイデアをパクるわけではない。その時々の売れ筋をチェックしつつも、「‥‥だったら、こういう本はまだ存在しないけど、あったらいいんじゃね?」という感じで、この世にまだ存在しない本のアイデアを、あーでもない、こーでもないと考えていく。
ただ、このアイデアの練り方、どんな本屋でも通用するわけではない。棚がきちんと手入れされていない、入荷したのをただ雑多に並べてるだけの本屋だと、それが気になって仕方がない。猫も杓子も凝った文脈棚を作れというわけではないけれど、本が可哀想になるような扱い方はやめてあげてほしいな、と思う。