Tag: Writing

新しい仕事

午後、高尾と八王子で取材。先日顔合わせした新しい依頼主からの最初の仕事。

新しい仕事で特に取材が絡む時は、要領をつかむまで、かなり慎重に行動するように心がけている。たとえば、ある人にインタビューする時、自分としては原稿を書くのに十分な数の質問をしたと思っていても、依頼主はまだ聞きたい質問が残っていたりすることが結構多い。最初のうちは、そういった細かい部分もいちいち確認してすり合わせながら、要領をつかんでいく必要がある。

昨日書いたエントリーにも通じることなのだが、最近は新しい依頼主も、従来からの依頼主も、割とこっちを信用してくれて、いろいろ任せてくれようとするケースが増えてきた。とてもありがたいのだけれど、それで勘違いして自惚れと過信から油断して、手痛いミスを犯したりしないように気をつけなければ、と思う。

今日はとりあえず、慣れないことだらけで、疲れた。ビール飲も。

叶えられないこと

午後、目黒での打ち合わせに出かける。天気予報は今日も当たらず、降らないはずの雨が降っている。

今日の打ち合わせは初対面の編集者の方とだったのだが、自分の中でほぼ完全に固まっていると感じていた企画に、別の角度からの可能性を示唆してもらえた。この方向でうまくいくかどうかはわからないし、分の悪い勝負であることに変わりはないが、人と話をすることで初めて見えてくる可能性があるということを、あらためて感じた。

ありったけの熱意と努力を注ぎ込んでも、叶えられないことは世の中にたくさんある。けれど、熱意と努力を注ぎ込むことをしなければ、絶対に何一つ叶えられない。きついけど、やるしかない、と思う。

いつのまにか

朝からたくさんのメールが着信。今週金曜に渋谷で開催するトークイベント関係の連絡や、まったく新規のクライアントからの仕事の打診とか。それに返事を書いたり、必要な修正作業をしたり、資料を用意したり、という感じで、慌ただしく時が過ぎていった。

文字通り死ぬほど忙しかった四月頃に比べて、先月と今月は正直、仕事はかなりヒマ。本当はこの時期に新企画の本の準備作業をやっておきたかったので空け気味にしておいたのだが、版元での検討作業がさっぱり進んでくれないので、待ちぼうけを食らってしまった。残念。

そうは言っても、このまま遊び続けているほどいいご身分でもない。この夏と秋には、それぞれ別の場所で一カ月ほどの取材を行うし、秋以降に作業を始めたい別の本の企画もある。他にも新しいクライアントの案件とか、まあ、いろいろ。たぶん、いつのまにか、気がついたらすっかり忙しくなってるのだろう。

その前に、目前に迫った大事なタスクをしっかりやり遂げねば、だな。

とてつもなく

「いい本」を作っても売れない、という話をよく聞く。

今の時代、「そこそこいい本」くらいでは、全然勝負にならないのだろう。「まあまあいい本」でも、たぶん厳しい。「かなりいい本」でも、報われるとはかぎらない。

でも、そこから完全に突き抜けた、「とてつもなくいい本」を作れたとしたら?

そんな簡単にはいかない、と突き放すのはたやすい。自分が持って生まれた才能の限界もわかっている。でも、自分は本当に、その限界のそのまた限界まで、全力を絞り尽くしているだろうか?

すべてを注ぎ込めば、作れるのかもしれない。とてつもなく、いい本を。もし、そんな本を作れたとしたら、その売れ行きなど、小さなことでしかないだろうけど。

仕事のスピード

自分のような職業に限ったことではないけれど、仕事において、スピードというのはすごく大切な要素だと思う。

僕の場合、原稿を書く速度が人より格段に速いわけではないし、編集や校正の作業速度にしても人並みかそれ以下だ。そういう作業をむやみにスピードアップすれば、肝心の精度が落ちてしまう。僕は作業そのもののスピードではなく、それをどのタイミングで開始し、どういう段取りで進めれば集中して取り組めて、その上で余裕を持ってフィニッシュできるかを考えている。

電話やメールなどの連絡業務も、スピードが大切だと思う。メールはなるべく即レスするように心がけているし、メールだけのやりとりだと余計な時間がかかりそうな時はすぐ電話を入れる。あと、日々の雑務‥‥請求書を作成したり、スケジュールを整理したりといった作業は、手を付けられる時にかたっぱしからやっつけておく。そうすれば、大事な作業に使える時間が増える。

ただ、自分一人がそれなりにテキパキ動いても、取引先の事情で作業が遅れることはよくある。やむを得ない事情があるなら仕方ないが、単に相手のルーズな対応が原因だった時には、正直いらっとくる時もある(苦笑)。大事なのだ、スピードは。よりよい本を作るためには。