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雨の合間を

朝から向ヶ丘遊園で取材。今日は先に同じクライアントから昼過ぎに中野で取材依頼があって、移動時間がかなりシビアなので朝の取材は別のライターに代わってもらう予定だった‥‥のだが、ちょっとやんごとなき理由で(苦笑)、僕が朝も午後も担当することになってしまった。

最初の取材が終わると同時に荷物をまとめ、バス乗り場にダッシュ。1時間に3本ほどしかないのだが、ラッキーなことに、3分後にバスが。列車の乗り継ぎもうまくいって、中野に着いた後、おひるにラーメンを食べる余裕ができた。午後の取材もまずまずの首尾で、今週のおつとめも無事終了。

電車で三鷹に帰ろうとすると、西に進むにつれ、雲行きが怪しくなり、窓を雨粒が叩きはじめた。iPhoneでアメッシュを見ると、真っ赤な塊が上空に。こりゃ三鷹駅でしばらく雨宿りか‥‥と思っていたら、三鷹ではすぽっと雨雲が切れて、日が射している。変な天気だなあと思いつつ家まで急ぎ足で帰ると、とたんにまた雨が降りはじめ、雷まで鳴るようになった。

仕事も雨も、合間にどうにかするっと切り抜けられて、今日は上首尾だったのかもしれない。

いろいろあるさ

終日、部屋で仕事。昨日、今日と家にいられたので、先週から累積していた取材原稿もかなり書き進めることができた。この調子でいけば、週末は土日のどちらかはまるっと休めそうだ。

部屋で原稿を書いている間も、外からは何通ものメールが届く。たくらみがうまく進まないという知らせも、なんじゃそりゃとずっこけるような知らせも、全然予想もしていなかったような知らせも。まあ、世の中、いろいろあるさ。キーボードを叩きながら、一人、ため息をつく。

大事なのは、人がどうこうではなく、自分が何をしたいか、何をすべきか、そして、何をやるか。自分にとって大切なものを離さないように、じりじりと、少しずつでも前へ進もう。

逆風の日

朝から本降りの雨。午後から鷹の台で取材だったのだが、今日はなかなかきつかった。

というのも、取材させていただく方ご本人のアポは取れていたものの、取材をさせてもらうということ自体が伝わっていなかったのだ。時間も、1時間少々いただくつもりだったのが、後に来客があるということで30分に。あと、ちょっと込み入った行き違いで、こちらの事前準備もほぼ役に立たない状態に。こんな逆風の中での取材も珍しい。

それでも助けられたのは、相手の方がとても温厚で、かつ頭脳も言葉も明晰な方だったので、すぐに面白い話題をひねり出して滔々と話してくださったこと。それが、こちらがあらかじめヤマを張って予習しておいた方面にかすってくれたので、どうにかこうにか、原稿を書くのに必要なお話はお聞きすることができた。

でも、今日の場合は、避けようと思えば避けられたトラブルだったんだよな‥‥僕からも「この取材、ヤバイんじゃないですか?」とあらかじめ依頼元に何度も連絡を入れていたし。それでいて、最終的に最前線で地雷処理をやらされたのは、そういう事前調整とは本来関係ない立場であるライターの僕というのは、何だかなあという感じである。

昨日の今日で何だけど、モチベーション、かなり下がった(苦笑)。

モチベーションを上げる方法

今日、仕事で書いていた原稿の中に出てきた話題なのだけれど。

仕事や勉強に対するやる気、モチベーションを上げるには、二つの要因があるのだという。一つは、お金や名誉、社会的地位といった外発的報酬。もう一つは、やりがいや楽しさ、達成感といった内発的報酬。興味深いのは、外発的報酬に必要以上に依存するようになると、かえってモチベーションが下がってしまうという研究結果があるのだ。

つまり、ギャラはいいけど内容はつまらないと感じている仕事とか、世間的にはすごいと思われてるけど自分では納得できない仕事は、「ギャラがいいから」「世間的に注目されてるから」というだけではモチベーションが維持できなくなるのだ。お金がそれなりにもらえるルーティン・ワークは、日々の生活を維持するのに大事ではあるけれど、それだけではいずれモチベーションが底をついてしまう。

そこで、日々のルーティン・ワークを守りながらも、自分にとってチャレンジングな、でも面白くてやりがいのある仕事(ギャラは二の次)をうまく混ぜていくと、全体的なモチベーションを維持しやすいのだという。なるほどな、と思った。言われてみれば、自分も無意識のうちに、ハードルの高い仕事(企画から全部手がける書籍とか)とそれ以外の仕事を組み合わせて、自分の中でバランスを取っていた気がする。

そういえばこの間、クライアントの担当さんから「他のライターさんが、ギャラが安いからか取材や原稿も手抜き気味な感じで‥‥」と愚痴をこぼされたのだが、ギャラが安いからといって手を抜くのは論外。でも、だからってギャラが安すぎてもいいわけがない。実際安すぎるし(苦笑)。

やりがいはものすごく大事だけど、お金もそれなりに大事だよ、というシンプルな結論であった。

いつものように

今朝はなかなかベッドから起き上がれなかった。ここ数週間、日中は取材、夜は執筆という日々がずっと続いて、疲労がたまっていたのだろう。身体が「ノー!」とダメ出ししてるような感じだった(苦笑)。

それでもどうにか昼過ぎには起きて、コーヒーを飲み、近所のコンビニで買ったエクレアで糖分を脳に補給し、原稿に取り組む。半歩ずつでも進まなければ、いつまでたっても終わらないし、終わらせないとまずいし。

でも、今のように疲れてたり、しんどい出来事があったりする時は、きりのいいところですぱっと切り替えた方がいいのも確か。なので、夜は仕事を切り上げて、リトスタに行った。今日の店内は満席で、ヘルプに来た顔なじみの元スタッフさんたちがちゃきちゃきと行き来していて、にぎやかでなごやかな雰囲気だった。たけのこの木の芽フライ、たけのこチャーハン、いちごババロア。いつものように、笑いながらごはんを食べられることの幸せ。

ごちそうさまでした。明日からまた、半歩ずつでも、がんばろう。