Tag: World

隕石落下

氷雨がぱらつく、寒い午後。先週の取材の原稿もどうにか書き終え、見直しの後、メールで納品。これでひとまず肩の荷が下りた。

で、休憩しつつネットを見てると、Twitterでみんながやたら、隕石、隕石と騒いでいる。何かと思ったら、ロシアに割と大きめの隕石が落下して、衝撃波で割れたガラスなどでケガ人も出たのだとか。そんなニュースもひさしぶりだなあと思ったが、その隕石が落ちてきた様子を撮った動画が、すぐに次々とYouTubeにアップされていたのにもびっくりした。えらい時代になったものだ。

明日の未明には、隕石どころではない大きさの小惑星が地球に最接近するらしい。今夜はアルマゲドンっぽい夢を見てしまいそうな気がする。

Aside

巷でも話題の、ディズニーの短編アニメーション。フル3DCGらしいのだが、そうとはまったく感じさせない自然な描写に驚かされる。ストーリーもいい。おすすめ。

旅と写真とキャパと僕

昨日、横浜美術館で「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」展を見て、思い出したこと。

世界でもっとも有名な報道写真家、ロバート・キャパ。僕にとって彼は、その短い生涯と作品を通じて、「写真家」という存在を意識するようになるきっかけを与えてくれた人だった。いや、それだけではない。僕の中で、「旅」と「写真」という二つの行為が分ちがたく結びつくきっかけを与えてくれたのも、キャパだった。

1992年の春、生まれて初めての海外一人旅。ザックの中には父が送ってきたありふれたコンパクトカメラと、何気なく買った文庫本が一冊。当時はたいして写真に興味のなかった自分が、なぜその一冊にキャパの「ちょっとピンぼけ」を選んだのか、今もよくわからない。神戸から上海まで船で渡り、シベリア鉄道でロシアを横断し、夜行列車を宿代わりにしながらヨーロッパをほっつき歩いた数カ月の間、何度もこの本を読み返した。祖国を追われ、危険な戦場に身を投じて写真を撮り続けた日々のことを、キャパはユーモアと優しさと、時に悲しみを交えながら書いていた。彼の文章を読んだ後に自分の目で見る未知の世界には、何かが透けて見えるような気がした。それが何かはわからなかったけれど、その「何か」に向けて、僕はシャッターを切った。

世界を自分の目で見るということ。それを写真という形で誰かに伝えること。いつのまにかその行為は、僕にとって、旅と切っても切り離せないものになった。もし、あの最初の旅に持って行ったのがキャパの本でなかったら、そんな風に考えるようにはならなかっただろうし、今のように写真を仕事の一部にするようにもならなかっただろう。そう思うと、キャパの「ちょっとピンぼけ」は、僕の人生に一番大きな影響を与えた本なのかもしれない。

半世紀以上も前に撮られたキャパとゲルダの写真を眺めながら、僕は、あの旅で感じた気持を思い起こしていた。

底の見えない国

昨日の夜は、友人の森川さん夫妻のお宅で開催された新年会に伺ってきた。デリー在住歴七年というお二人主催の宴だけあって、料理はびっくりするほど本格的なインド料理。おうちごはんでタンドーリチキンが出てくるとは思わなかった(笑)。参加者も旅やインドにゆかりのある方々ばかりで、たいそうマニアックな話で盛り上がった。

話していて思ったのは、インドという国は、日本人の感覚からすると本当にどうしようもないテキトーでいい加減な面があったりするのに、それでもどこか憎めないというか、それすらも魅力のようになってしまうということ。その一方で、度肝を抜かれるような美しさや崇高さを持ち合わせてる面もあったりして、つくづく底の見えない国だなあ、と。

何だかんだと言いながら、結局、そのうちまた行ってしまうんだろうな、インド。

旅人の宴

昨日の夜は、綱島のPointweatherでの新年会に参加してきた。酒と料理は各自持ち寄りのポトラック形式。僕はワインを持って行ったのだが、思いのほかみんなワインを持ってきていて、最初から最後まで、いろんなワインを飲んで過ごした。

集まった人たちは、筋金入りの旅人たちばかり。全員分の旅した距離を合わせたら、いったい世界何周分になるんだろう?(笑) みなさんすごく感じのいい方々で、ほかの場所では絶対通じないようなマニアックな旅の話に花を咲かせながら、終電間際まで、ひたすらだらだらと飲んでいた。愉しかったなあ。

参加者のみなさん、どうもありがとうございました。またの機会があれば、ぜひ。